皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
私のブログを定期的に読んでいる方ならご存じかもしれませんが、私は基本的にマニュアル車大好き人間です。
そのため、自分の車として購入したことがあるのは型落ちのマニュアル車と偏りがあります。
しかし、一応クルマについてのブログを書く身として、近代の車がどのような機能を装備しているか知らないと恥ずかしいと思い
先日、友達のシビックハッチバックを借り、自動運転レベル2のホンダセンシングの体験をさせていただきました。
今回の記事は自動運転レベル2を体験して感じたことを細かく紹介していきたいと思います。
自動運転レベル2とは
そもそも自動運転レベル2とは何かと思った方も多くいるかと思うので、自動運転のレベルについて解説させていただきます。
■自動運転レベル(SAE基準)
レベル0:ドライバーがすべて操作
レベル1:車がステアリング操作、または加減速のどちらかをサポート
レベル2:車がステアリングと加減速の両方をサポート
レベル3:緊急時を除き、特定の場所での運転をすべて車が行う
レベル4:特定の場所での運転をすべて車が行う
レベル5:場所に関わらず車が運転を行う
現在一般的に使われている自動運転レベルはSAE( Society of Automotive Engineers )という車の様々な基準の標準化を行っている機関が設けている指標となっています。
シビックハッチバックのホンダセンシングは自動運転レベルでいうとレベル2に当たるので、厳密にいうと自動運転ではなく、運転支援になります。
ADASとの違い
自動運転や運転支援について調べてい行くと「ADAS」(エーダス)という運転支援システムのもあります。
中には自動運転とADASを混同して考えてしまう方もいるのですが、これらは役割が明確違い
ADASは運転者に対して迫りくるリスクや危険を検知または回避する運転支援システム
となってます。
なので衝突防止の自動ブレーキは「ADAS」
トヨタの「LDA」のような車線はみだし防止機能は「ADAS」
トヨタの「LTA」のような車を車線内に維持させようとステアリングの操作をするものは「自動運転」
このような分類に分けられます。
少し線引きが難しいかもしれませんが、「危険回避」など事故を未然に防ぐ機能は「ADAS」と考えて良いでしょう。
自動運転レベル2の体験で感じたこと
それでは本題に入ってきたいと思います。
冒頭でも述べた通り、私が自動運転レベル2を体験したのはホンダのシビックハッチバックですのでシステムとしてはホンダセンシングとなります。
自動運転レベル2は2020年現在では様々な車に搭載されているシステムなので当記事を読まれている方の中には当たり前と思っている人もいる方もいるかもしれませんが
ガソリン臭い車が好きな人が乗ったらどう感じるのかという目線で楽しんでいただけると幸いです。
①手は離してはいけないが自動運転っぽい
もちろん自動運転レベル2の為、厳密には運転支援ということは理解しているものの、ハンドルを軽く握っておけば、あとは前の車を追尾して運転してくれるのは「もはや自動運転じゃん」と私は感じました。
一方、普段はマニュアル車に乗っている身としてはやることが無さ過ぎて手持ち無沙汰に感じてしまいました。
②渋滞がめちゃくちゃ楽
一番感動したのは渋滞の時です。
渋滞はストップアンドゴーの繰り返しの為、自分で運転する場合は疲れとストレスが溜まりますが、ホンダセンシングの自動運転レベル2は0km/hで追尾機能は機能する為、負担が大幅に軽減されます。
停車が2~3秒続くと再開するためにアクセルを踏まないといけなくなるものの、それでも自分で運転するよりかなり楽でした。
③車線維持システムは改良してほしい
今まで良いことを述べていきましたが、ここからは改善や不満点についてです。
最初に思ったのは車線維持システムの制御が車線の真ん中に維持するではなく、車線内に維持するというものだなという点です。
より具体的に述べると、車線を左にはみ出しそうになると、自動的にステアリングを右に切ってくれるのですが、今度は右に切った影響で車線を右からはみ出しそうになります。
したがって、直線道路でも緩やかなジグザグを描きながら走行する為、決して乗り心地がいいとは言えない運転になります。
まあ、自動運転レベル2なのでそもそも「支援」という観点で考えるのであれば十分なのですが、握っていることが条件だとしてもステアリングを自動的に制御している限り、人間は期待しちゃうんだなと感じました。
④右折車線につられる
運転していて怖いなーと思ったのは前の車が右折車線に入った時、本当はまっすぐ進みたいのに前の車につられて右折車線に入りかけることが2回ぐらいありました。
自動運転レベル2はあくまでの支援なのでハンドルをしっかりと握っていれば阻止することができるのですが、運転している感覚としては「ハンドルが取られた」ように感じます。
車がどのような動作をしよと考えているかの意思疎通ができないため、人間からすると少し恐怖を感じますね。
今後の自動運転システムには人間と如何にして意思疎通を行うかが大きな課題となりそうです。
⑤ハンドルを握っているのに誤判定
2つ目の不満ですが、スタアリングを握っていたとしても、ホンダセンシングシステムと自分のステアリング動作があまりにも一致していると、ハンドルを握っていないとご判断されることがありました。
誤判断されたからすぐにホンダセンシングが解除になるわけではないので、重大な問題ではないですが、握っていたのにもかかわらず握ってくださいって言われるのはなんか腑に落ちないですよね笑
おそらく、システムが制御している以外でのステアリング動作があるか無いかでハンドルを握っているかを判断しているのだと思いますが、微弱電流をハンドルに流して判断する等、もう少し頭のいい方法がないのかなと感じました。
⑥轍に撮られたと勘違いすることも
先ほど右折車線に釣られた時の話にも出てきましたが、自動運転レベル2を作動させたまま、普通に運転しようとすると、自分の操作と車の操作に差異が発生した時、ハンドルが轍に取られたような感覚に襲われました。
運転していた車がシビックハッチバックで、ハンドルのレスポンスが良い車だからこそ、余計気になるのかもしれませんが、自分の意志と自動運転の制御を共存させる方法が必要なように感じます。
まとめ
それでは自動運転レベル2の体験をして感じたことは以上となります。
体験して正直に思ったこととしては思った以上に自動運転レベル2は思った以上に未熟なシステムだということです。
ただし、車メーカーや国がこのようなシステムを容認しているということは、自動運転の未来を望んでいるのだろうとも感じました。
いずれにせよ、完全自動運転の未来は楽しみですね!
ただし、マニュアル車で自動運転してくれる車が出るとなおうれしいですが笑
それではまた!
コメント一覧