皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
突然ですが最近BMWから新しいシリーズが出たのはご存じでしょうか?
そうです、X7というBMW史上最も大きいSUVが2019年6月24日より発売となりました。
流石にフルサイズSUVということもあり、まだ街中を走っている所は見たことが無かったのですが
今回はまさかの試乗をする機会に恵まれたのでX7が気になっている皆さんの為になるようにしっかりレビューさせていただきます。
また、車のレビューには比較対象があったほうが伝わりやすいかなと思ったのでところどころトヨタのランクル200型の後期と比較を入れていきたいと思います。
まずはエクステリア
まずは車の外装のレビューから。
■第一声は「でかいな」
新しい車を見たとき、最初に気にすることは「フロントフェイスがかっこいいか」等デザインが目行きがちですが
BMWのX7に関してはそこに目が行く前にまずは「でかい」が第一声です。
私の実家が今、ランクル200に乗っている為比較的大きな車は見慣れている方だと思いますが
それでも「なんか大きいな、X7」と思いました。
実際に寸法を比べてみるとこんな感じです。
BMW X7 | ランクル200後期 | 差分 | |
全長 | 5165mm | 4950mm | +215mm |
全幅 | 2000mm | 1980mm | +20mm |
全高 | 1835mm | 1870mm | -35mm |
全長は5Mオーバー。
全幅に関しては禁断の2Mの領域に達しております。
この大きさになると日本で販売されている車の中では最大級であり
逆輸入車として人気なトヨタ、セコイアの大きさに迫るサイズです。
そのため、もしも購入をご検討されているのであれば「駐車場に収まるか」から確認したほうが良いかと思います。
■ボスキャラ漂うデザイン
「でかい」の次に目につくのは車体全体に刻まれた美しいカットラインの数々です。
なんとなく大きなSUV=利便性を極めた車というイメージがある為か、この大きさの車にこれだけ丁寧にカットラインを入れているのはとても新鮮に感じたのもあり
圧倒的ボスキャラ感を感じました。
また、ヘッドライトの作りこみも見事なものであり、X7はBMWが自慢とする明るいLEDヘッドライト「BMW LASER」が標準で搭載されているそうです。
■サイドはLEXUS LXに似ている!?
これに関しては個人差があるかもしれませんが私はこの車のサイドを見たとき、レクサスのLXに似てるな、と思いました。
え?どこが似てるかって??
三列目の窓ガラスがあると思うのですがそこのデザインです
確かに窓の大きさはLXのほうが大きいと思いますが、3列目の窓ガラスの後ろのとんがりがLXに似てるなと思いました。
いずれにせよ、サイドビューもかなりイケてます。
■リアはずっしりデザイン
エクステリアの最後はリアビューで終わりたいと思います。
リアは大型SUVらしく「ずっしり」してます。
テールランプの形状も大きすぎずすっきりしていて個人的にこの皆形です。
また、こちらの車両のグレードは「M sports」なのですが、マフラーはちゃんと左右実際の物が奥にありました笑
一時期話題となった某日本メーカーの人気ワンボックスとは違い、ちゃんと排気が行われるためについているそうです。
内装はどうなの?インテリア編
続いて内装を見ていきたいと思います。
■運転席周りはいつもの感じ
さて、車の内装で個人的に 一番大事だと思うのは運転席周りですが、ここに関しては新鮮味があまりありませんでした。
というのも、BMW好きなかたならわかるかと思いますが、最近は車種を通じて共通部品を使っている為、パッと見たときなんとなく見覚えがある内装になってしまうのです。
内装が悪いとかは思いませんでしたが
見覚えがある物多いな!
これが素直な感想でした。
内装で一番がっかりしたのはこのメーターです。
車好きの私としてこのメーターは無しですね。。。笑
この後試乗した時も思いましたが、やっぱりタコメーターは針がいいです。。。
別に液晶に疑似的に針を表示してくれればいいのですが、このタコメーターの形状。。。
正直見ずらい。。。笑
なんですかね、昔のAE86やS2000のデジタルメーターを思い出します。
。。。27歳の私が思い出す「昔」としてはおかしいか笑
■2列目は快適!
さて、2列目、3列目の話に移ります。
今回私が見た車両は二列目がキャプテンシート(独立した座席)になっているものでしたので合計で6人乗車できる仕様でした。
乗車人数は減るものの、リクライニング機能が電動、シートヒーター等、1列目に引きを取らない機能性が2列目でも味わえます。
また、2列目のセンターコンソールにはエアコン操作も当たり前のようについているのと
USB typeCポートが2つついています。
私はいまだにmicroBを使っているので時代を感じました笑
ただ2列目についての懸念点ですが、センターコンソールが出っ張っている為、室内での左右の移動はあまり想定してなさそうです。
海外の広い国ならいいかもしれませんが、日本では駐車する際、運転席側を広めに開け助手席側は隙間を埋めることでスペースを確保することもあるのでこれに関しては少し不便を感じる時があるかもしれません。
ちなみに上を見上げると全面サンルーフとなっています。
解放感はかなりあるんではないでしょうか。
■3列目は意外と広い
こちらのBMW X7は先ほども述べた通り、6人乗りです。
そのため3列目にも2人座るスペースがあります。
大体SUVの3列目は足回りの構造上狭く、例えばランクルですとシートの足場が浅い為、体育座りみたいになってしまいます。
しかし、X7はそもそもシートが床に収納されており、収納スペースとしてつかわれたいた空間が足場になる為、体育座りにはなりませんでした。
私は身長170cmですが、この3列目なら長距離も乗れそうだなと感じました。
また、3列目は電動で展開、収納ができいるのでこの点もかなり使い勝手が良いです。
なお2列目はサンルーフで開放的といいましたが。。。。
3列目もサンルーフがつけられるそうです。。。。
要するに上面はほぼガラス張りなんですね笑
■ラゲッジルームは機能性抜群
それでは最後にラゲッジルームを見ていきましょう。
まず始めに、これができます。
これとはなに?
と思われた方がいるかもしてませんが、何が言いたいかといいますと
ランクルのようにリアドアが上下分割されて開きます。
分割されるメリットとしては
狭い場所でも分割されるのでリアドアが開けらることがまず挙げられます。
この中でハイエースなどに乗ったことがある方ならわかるかと思いますが扉が縦長すぎて開けるためにはかなりのスペースが必要になりますよね?
しかし、このように分割されている場合はそこまでスペースを取られません。
また、私は趣味でスノーボードをするのですが、実家のランクルでいった場合、必ずと言っていいほど
分割されたリアドアの下部に腰を掛けて準備をします。
個々の腰を掛けるとブーツとか履きやすいんですよ笑
なので個人的にこの分割はかなりポイント高めです。
収納スペースに関しては正確には測っていませんが、3列目を収納したときがランクル200と同じぐらいのサイズだと思います。
ただし、少なくても今回のキャプテンシートの仕様では2列目を折りたたむことはできないため
2列目を折りたたんだ場合のランクル200と比較するとさすがに収納スペースが狭かったです。
しかし、できる限り収納スペースを広くする工夫もされており、例えばこのボタンを操作すれば
2列目、3列目それぞれの移動をラゲッジルームから行うことができたりします。
ちなみに「MAX」と記載されたボタンが2つあるかと思いますが、最大人数を乗れるようにするボタンとラゲッジルームを最大にするボタンです。
要するに大体の場合はこのボタンを操作するだけでことが足りる優れものだったりします。
それではいよいよ試乗!
それでは試乗した時に感じたことをまとめていきます。
■エンジンはディーセル1種類
BMW X7に搭載されているエンジンは「 B57D30A 」という3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されています。
逆に言うと通常のモデルはディーゼルエンジンシしか選択できません。
これに関しては微妙と思う方もいるかもしてませんが、全然ディーゼル感ないですよ?
室内からガラガラ音は聞こえないですし、走行中のノイズもガソリンエンジンと大差ないと感じました。
エンジンはかなり大きいはずですが、車体が大きいせいか小さく見えます笑
また、ボンネットには消音材が多く使われており、静かな理由の一つはこれだといえます。
■ディーゼルターボはトルクフル
さて、実際にこのエンジンを踏んでみた感想ですが。。。
ディーゼルターボすげえな。
特に信号からのスタートダッシュはランクル200より絶対に速いと思います。
それもそのはず。なんせこのエンジンのスペックですが。
最高馬力が 265PS/4,500rpm
最大トルクが 63.2 kg-m /2,000-2,500rpm
うん、ゴリマッチョですね笑
ただ、エンジンの伸びに関しては最高馬力が318psのランクル200のほうがよく感じました。
まあ、どちらのエンジンも力不足を感じることはないですよ笑
■ヤバイぐらいのオン・ザ・レール感
もちろんディーゼルエンジンのパワーに感動したのもありますが
それ以上に衝撃が走ったのは
X7のハンドルリングがものすごくニュートラルステアなこと
簡単に言うと、ハンドル操作が本当に素直。
自分が行きたいと思った場所に車が移動してくれます。
これについては本当にビックリし、すぐディーラの人に聞いたところ
この車、4輪操舵(4WS)がついているそうです。
4輪操舵というとプレリュードで不評だった事を思い浮かべる人もいるかと思いますが、このX7に関しては不自然な動きをすることなく
60km/h以下の時は前輪と逆の方向
60km/h以上の時は前輪と同じ方向
このように後輪が操作されるそうです。
ディーラーの人いわく、四輪操舵により低速時は小回りが利く、高速時は安定性が増すそうです。
大型のSUVなのでこのような機能は大変ありがたいですね。
とにかく、ランクル200も運転しやすい車だと思いますが、BMW X7 に関してはSUV感を感じさせない、極上のハンドリング操作を味わえます。
ランクル200との比較
試乗が終わった際、運がいいことに実家のランクル200とBMW X7を横に並べて比較することができたのでその時の写真をのせます。
どうでしょうか
冒頭ではX7がおおきく感じたと申し上げましたが、見た目はほぼ同じサイズといえるのではないでしょうか。
もしかしたら巨大なキドニーグリルがそう錯覚させたのかもしれません。
ただ、数字上では冒頭で述べたように全長、全幅共にBMWX7のほうが大きいです。
また、高さと低さに関しては、X7のほうが骨組みとなるボンネットの付け目とバンパーの最低地上高、両方共に低かったです。
そもそもランクルはオフロードを走る事前提に作られていますのでアプローチアングルを稼ぐため、高くなっているのでしょうね。
いずれにせよ、この低さもハンドリングの良さにつながっているのかもしれません。
まとめ
ということで今回はBMW X7を細かくレビューさせていただきました。
ちなみにここまで金額のことを言っていませんでしたが、この車(M sports)でお値段
1,205万6千円(税抜き)
もちろん私みたいな下っ端サラリーマンには買えるわけがありません笑
ただし、高いかと言われたらどうでしょう。
かなり豪華で出来の良い車なので1200万の価値は十分あるかと思います。
なので大型SUVを買いたいなと思っているそこのあなた!
もしもこのプライスタグが射程圏内であるならお勧めの一台ですので検討してみてください笑
ではまた!
コメント一覧
とても参考になる情報ありがとうございます。
一点、どうしても4WS搭載の事実が確認できないのですが、
ディーラーさんの説明間違いないですか?
りゅうじさん
ブログ主のわいぐちです。
こちらの記事についてコメントを投稿いただきありがとうございます。
BMWが採用している4WSシステム「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」(英名:インテグラル・アクティブ・ステアリング)ですが、X7に搭載されているという情報はほとんどないですね。。。。
私が唯一見つけたのはこちらのサイトになりますが、記事が投稿された日付がX7の販売開始前なので確実な情報とは言えなそうです。
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17215427
しかし、記事に記載したとおり、試乗中、ディーラーの方から間違いなく4WSについての案内を受けたと記憶していますので、少々時間を要するかもしれませんが4WSの搭載についての事実確認をさせていただきます。
結果がわかり次第、お伝えしたいと思いますのでよろしくお願いします。
わいぐち