タイヤチェーンの種類とそれぞれの特徴について教えます

タイヤチェーン_サムネ
タイヤチェーン_サムネ

  

皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。

冬になると車の走行に欠かせない物は何かと質問されたとき皆さんはなんて回答されますか?

おそらく多くの人はスタッドレスタイヤと回答すると思います。

確かにスタッドレスタイヤは雪道走行を行うには欠かせない物ですが、スタッドレスタイヤは万能ではないですし

日本では2019年以降、一部道路でタイヤチェーンが義務化されたりもしています。

しかし、タイヤチェーンは何を買えば良いかわからない方もいるかと思うので、今回の記事ではタイヤチェーンの種類やそれぞれの特徴について紹介していきたいと思います。

  

  

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大きく分けると3種類

まず始めにタイヤチェンには大きく分けて3種類あります。

  

■タイヤチェーンの種類

 ①非金属製のタイヤチェーン

 ②金属製のタイヤチェーン(亀甲縛り型)

 ③金属製のタイヤチェーン(はしご型)

  

こちらの3種類にチェーンは素材や構造はことなるものの、どちらも駆動輪に取り付け、雪道を走行する時、滑り止めの役割をなすものとなります。

しかし、非金属製のタイヤチェーンは金属製の物に比べ新しい為、最近カー用品店で非金属製のタイヤチェーンが多くみられるかと思います。

この情報だけだと、どれを選べばいいのか迷われるかと思うので

以降より、いろいろな側面で3種類のタイヤチェーンを比較していきたいと思います。

  

  

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ポイント①:値段

まず、最初に皆さんが気になっていると思われるお値段から比較していきたいと思います。

比較対象はプリウスの純正サイズである195/65/R15です。

それではそれぞれの値段を確認してみましょう。

  

■非金属性タイヤチェーン

約3,000~1,0000円

  

  

■金属製タイヤチェーン(亀甲縛り型)

約2,000円~5,000円

  

  

■金属製タイヤチェーン(はしご型)

約2,000円~5,000円

  

もちろん商品によって値段に差がありますので一概には言えませんが、私がこのブログ記事を書いている時点では、金属製タイヤチェーンの方が非金属製タイヤチェーンに比べ安い傾向が見受けられました。

また、カー用品店の値段を見ても同じような傾向がみられることから

  

基本的に金属製タイヤチェーンの方がお財布に優しいのでしょう

  

ただし、はしご型に関してはそもそもの商品数が少ないのであなたの車に適合するサイズが存在するかが肝になるかと思います。

  

  

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ポイント②:雪道性能

次に3種類それぞれのタイヤチェーンの雪道性能について見ていきたいと思います。

まずはこちらの動画から

  

■JAFが検証を行ったタイヤチェーンの雪道性能

  

動画の3分25秒にテスト結果がまとめられていますが、意外にも急勾配な雪道を登るには非金属製タイヤチェーンが一番優れているという結果になりました。

ただし、性能を考える上で難しいのが、雪には雪質があることです。

例えばアイスバーンのような路面の場合は、金属製タイヤチェーンの方が氷を砕く性能が高い為、良いとされています。

しかし、普通のレジャーでそのようなアイスバーンはなかなか遭遇しないので

  

普段使いの性能は非金属製タイヤチェーンが一番という認識で良いでしょう

  

  

ポイント③:乗り心地

  

非金属チェーン_装着
昔使っていた非金属製チェーン。乗り心地はそこそこ良かった。

  

続いて乗り心地についての紹介です。

なお、このテーマは取り付けの方法の違いにも左右される為、それぞれのタイヤチェーンの中で最も乗り心地が良い物での比較となります。

  

  

  

乗り心地1位:非金属製タイヤチェーン

非金属製タイヤチェーンは基本的にタイヤを一周、すべて覆う方形となる為、走行中ガタガタすることはほとんどありません。

  

乗り心地の面でも良いですし、ドライバー目線で考えるとドライビングフィールが崩れないところもポイントが高いですね。

  

しかし、一部の非金属製タイヤチェーンは車をジャッキアップせずに取り付けられることを重視するあまり、乗り心地が悪くなる商品もあります。

乗り心地重視にしたいのであれば、先ほど述べた通り、タイヤを一周覆うものを選ぶのが良いでしょう。

  

  

  

乗り心地2位:金属製タイヤチェーン(亀甲縛り)

こちらは構造上、必ずチェーンがある面、無い面が存在することになるので、走行中、ある程度ガタガタしてしまいます。

しかし、チェーンはタイヤの両側面から徐々に表れ、徐々に消えていくため、衝撃をある程度は吸収できているように感じられます。

  

  

  

乗り心地3位:金属製タイヤチェーン(はしご型)

乗り心地でワーストとなるのが、はしご型の金属性タイヤチェーンです。

  

これはタイヤが転がる方向に対して垂直にチェーンが何本も横切る為、かなりガタガタします

  

そのため、乗り心地を求めている方は、はしご型はやめておいた方が良いでしょう。

  

  

ポイント④:収納性

  

非金属製チェーン_収納
非金属製チェーンは収納性悪いです。

  

スタッドレスタイヤを履いている場合、雪道で必ずしもタイヤチェーンを使うわけではないので、収納性が意外と大事となります。

なお、収納性に関しては。。。

  

金属製タイヤチェーンが圧倒的に収納性が高いです。

  

金属製タイヤチェーンは亀甲縛り型、はしご型関わらず、形を崩すことができるのでかなりコンパクトにすることができます。

一方、非金属製のタイヤチェーンは基本的にウレタン樹脂でできており、形がかなり整形されている為、小さくまとめることが困難となります。

そのため、収納性を求めるなら、金属製タイヤチェーンが良いでしょう。

  

  

ポイント⑤:耐久性

  

非金属製チェーン_耐久性
かなり使い倒しましたが、破損しませんでした。

  

それでは最後に比較したいのがそれぞれの耐久性です。

タイヤチェーンには以外にも耐久性があり、タイヤの空転などをきっかけに破損することがあります。

もちろん破損すると機能しなくなってしますので、耐久性は重要な要素でもあります。

  

  

  

■耐久性1位:非金属製タイヤチェーン

耐久性に関しては、非金属製タイヤチェーンが一番強いです。

もちろん、多走行により、樹脂についている金属のスタッドは減っていきますが

  

非金属製タイヤチェーンが完全に破損したというのはあまり聞かないです。

  

豪雪地帯に住み、タイヤチェーンを使う機会が多い方にはオススメします。

  

  

  

■耐久性2位:金属製タイヤチェーン(はしご型)

2番目に耐久力があるのははしご型の非金属製タイヤチェーンになります。

後記しますが、はしご型の金属製タイヤチェーンは亀甲縛り型のように力が一か所に集中することが無い為、多少の空転でも耐えることができます。

  

しかし、金属製タイヤチェーンはアスファルトの上を走るとすり減っていくため、非金属性タイヤチェーンに比べたら耐久性は低いでしょう。

  

  

  

■耐久性3位:金属製タイヤチェーン(亀甲縛り型)

一番耐久性が無いのが、亀甲縛り型の金属製タイヤチェーンとなります。

  

亀甲縛り型はどうしても、チェーンの一点に力が集中してしまう為、運が悪いとタイヤが少し空転しただけでもチェーンが千切れてしますことがあります。

  

また、はしご型同様、アスファルトの上を走るとチェーンがすり減っていく為、耐久性に関しては最下位となります。

  

  

なお、金属製タイヤチェーンが破損し際、場合によっては破損したチェーンが車のボディーに傷やへこみを作ってしまいます。

  

金属製タイヤチェーンを使うのであれば、破損の傾向が無いか、定期的に確認することをオススメします。

  

  

まとめ

それでは長くなりましたが、タイヤチェーンの種類とそれぞれの特徴については以上となります。

いかがでしたでしょうか?

正直、長所短所がたくさんあって選べない。。。なんて思っている方もいるかと思います。

そんな方は以下を参考にすると良いでしょう。

  

■用途による選び方

・レジャーで豪雪地帯に行くことが多い方は非金属製タイヤチェーン

・緊急用として持っておきたい方は金属製タイヤチェーン(亀甲縛り型)

・オフロード等、ハードに使いたい方は金属製タイヤチェーン(はしご型)

  

今回の私の記事を読んだ皆さんが、良いタイヤチェーンにであることを心からお祈りしております。

それではまた!

  

  

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