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多走行車はエンジンが不調になりがち
どうもこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
突然ですが、皆さん車のエンジンの調子はどうですか??
新車であればこの令和の時代、よほど信頼性が低い車じゃなければトラブルなんて遭遇することはないかと思います。
ただし、私みたいに10万キロオーバーの中古車を好んで買う人にとっては付き物。
まあ、今までエンジンがかからないなどの重度な物に遭遇したことはないのですが
アルテッツァの時は購入当初、エンジンがかかりづらい時期もありましたし
今のBMW E90 320iに関してはアイドリングが不安定になり
ごくまれにエンストする症状が出ています。
このようにトラブルはなれれば気にならなくなることもありますが
一応エンジン関連ですし、できらば直したいですよね?
実はこのようなトラブルはエンジン内にたまったカーボンにより、エンジンが吸気した際、理想とした空気の流れが乱されて発生することがあります。
今回は実家の近くにあるイエローハットでKUREのOVERHAUL CLEAN(クレ オーバーホール クリーン)というエンジンオイルとガソリンタンクにそれぞれに添加剤を入れ、エンジン内のカーボンを除去するとうたっている商品が売っていたため愛車の320iのアイドリング不調が治るか検証してみました。
そもそもカーボンとスラッジって違うの?
添加剤に興味がある人の多くはおそらくエンジン内のカーボンやスラッジを除去することを目的にしているのではないでしょうか?
ただ、私も一時期疑問に思ったことがあるのですが
カーボンとスラッジって何が違うの?
実はカーボンもスラッジもほぼ同じものを指しています。
なぜならスラッジは汚れ全般のことを指し
カーボンはその中でも燃焼で生まれたススを指します。
なのでスラッジの中にカーボンが含まれるというイメージです。
添加剤によってカーボン除去やスラッジ除去と書き方が違う場合がありますが基本的にはなじ効果を指しています。
缶の中にはそれぞれの添加剤が入っていました。
さて、話をKURE OVERHAUL CLEANに戻します。
お値段3,000円という意外と高いこちらの商品。
中身はシンプルでエンジンオイルに混ぜる添加剤とガソリンに混ぜる添加剤の2つが入っています。
これだけか。。。と思うかもしれませんが、カーショップで見てみると添加剤って結構高いですよね
フューエル1という人気なガソリン添加剤で大体1,600~1,800円ぐらいが相場
そう考えるとセットだから安いってわけではないのかもしれないですが
このKURE OVERHAUL CLEANは2つの添加剤を同時に使って効果を最大化させることを謳っており、そういう意味では妥当な価格設定なのかなと感じました。
>>アマゾンではもう少し安く購入できます。
使い方は非常に簡単
KURE OVERHAUL CLEANのいいところは使い方が非常に簡単なところ
手順ですが
1.ガソリン添加剤を給油口から入れる。
2.オイル添加剤をエンジンオイル給油口から入れる
3.5分間アイドリングさせる
この3ステップで完了です。
オイルを交換したことがない方にとってはオイル給油口を探すのに時間を取られるかもしれませんが
オイル交換は一般整備範囲内なので必ず車の取り扱い説明書に場所の記載があります。
また、ほとんどの場合はオイル給油口は回せば外せるタイプなので一度把握してしまえば迷うことはないでしょう。
なお、注意点としてはガソリン添加剤については40~60Lで一本を目安にしており、軽自動車等ガソリンタンクが小さい車種は半分入れること。
オイル添加剤も同じでオイル3L未満の車に対しては同じく半分入れること。
上記の容量についてもほとんどの場合、車の取扱説明書に記載ありますのでわからない場合は一度見てみましょう。
実際にBMW 320iに入れてみました
上記で説明した通り、やること添加剤を入れるだけ
またBMW E90 320iの場合はオイル4L、燃料タンク60Lなのでどちらの添加剤も1本まるまる入れます。
まずはガソリン添加剤から
給油口を開き、ここから添加剤を入れていきます。
ここて注意しないといけないことは
絶対にオイル添加剤と入れ間違いをしないこと
もしも入れ間違えたらおそらくエンジン壊れます笑
なのでボトルの下に書いてある文字が「ガソリン添加剤」と間違いなく記載されてあることを確認した後入れてください。
続いてオイル添加剤
こちらも同じく入れて行きます。
この段階で再度間違いがないか確認してもいいのですが
まあ、、、ここで気づいても手遅れな説もあるので軽く確認してから入れましょう。
両方と入れた後は5分以上アイドリングすること
※あくまでも個人の考えであり、保証するものではございませんが、もしも入れ間違ってしまった場合は絶対にエンジンをかけないでください。オイル添加剤はとても粘土が高く、ガソリンタンクに入ったオイル添加剤をポンプが吸い上げた場合ポンプやその先にあるインジェクターを詰まらせることが想定されます。。エンジンをつける前に間違いに気づいた場合はJAFなどを呼び整備工場に持っていくことで修理代を抑えることができる可能性があります。
効果について
約400km走った後の結果ですが、車のアイドリングが安定したなどの症状改善は残念ながら見られなかったです。
と、まあ、添加剤関連あるあるの効果があるのかわからないパターンなんですが、一つだけ作用しているかもしれないというサインがあったのでそれを紹介します。
そのサインとは
マフラーから出る白煙です
横浜にある実家でOVERHAUL CLEANを使ったのですが、
名古屋にむけて出発するとき、父わざわざ車を追いかけて止めるほどマフラーから白煙が出ていました。
実は添加剤を使うとエンジン内部のスラッジなどを溶かし、溶けたスラッジがマフラーから白煙となり排出されることがあります。
実際により強力な添加剤の一種、KUREのエンジンコンディショナーをアルテッツァに施工した時の動画がこちらです。
動画から抜粋した場面がこちら
このように添加剤を使用し、カーボンを溶かしている場合、マフラーから白煙が出ます。
ガソリンに入れる添加剤の多くはそこまで強力でないため、白煙が出るケースは少ないのですが、今回使用したKUREのOVERHAUL CLEANは白煙がでました。
そのため、オイルとガソリンにそれぞれに添加剤を入れるこの商品はほかの添加剤に比べ強力である可能性が考えられます。
まだまだ添加剤を入れたばかりで効果が発揮しきれているとも言えません。今後アイドリングに変化があれば改めて報告させていただきます。
■2019年6月11日追記
こちらの添加剤、KURE OVERHAUL CLEANを入れてからやく1000㎞走り、ガソリン添加剤をすべて使い切ってからのレビューです。
①ガソリン添加剤使用後、アイドリングの不安定は直らなかった
添加剤を入れてからすぐガソリンを給油してしまうと、添加剤が薄まり効果が半減されると思った為
ガソリンの目盛りがほぼ0になるまで粘り最後まで使い切りましたが
残念ながらアイドリングの不安定な状態は直りませんでした。
②白煙はよく出ていた
投入後の結果にも書きましたが、この添加剤を入れている間は白煙が多くでいました。
白煙が出る理由も複数あるので必ずしもカーボンが除去されていると断定できるわけではないのですが
添加剤が切れてからは白煙が収まったのでおそらく添加剤がカーボンを溶かし、除去している作用だと考えられます。
③使用中は不思議とアイドリングが安定してました
これに関しては私も本当にびっくりしたのですが。。。。
添加剤が入ってるときはアイドリング安定してたのです。。。
そのため、使ってる最中は勝利を確信していたのですが笑
添加剤が抜けたらまた戻ってしまいました。
この現象は私を悩ませているのですが
もしかしたら、添加剤をガソリンに混ぜていた状態のほうが空燃比が正常値に近い???
という可能性もあるのかも。。。(かなり無理やり理論です笑)
まとめ
実際使ってみてのレビューはこのような感じです。
総合的な判断を行うとこの商品、効果がないわけではないと思うのですが
威力が薄いのかもしれません。
そのため継続的に使うことで効果を最大化できるかもしれません。
今後、別の添加剤も試していきたいと考えていますので今後ともよろしくお願いします。
また③の使用中にアイドリングが安定していた原因がわかる方がいらっしゃいましたらコメントをいただけると幸いでございます。
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