皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
走行性能やハンドリング性能が評価され、車好きから多くの指示を集める後輪自動車。
正確に言うと後輪自動車にもMRやRR等、複数の種類が存在しますが、その中でも最もポピュラーとなっているのが
フロントエンジンリアドライブ
そう
FR車です
近年は車内空間の有効活用などが影響し、新車として販売されるFR車が少ないことから、中古車の中でFR車を探している人も多いのではないでしょうか。
しかし、FR車には一つ大きな弱点があります。
それは
雪道に弱い事です。
中にはFR車を買いたいけど雪道が心配で迷っているなんて方もいるかと思います。
そんな方のために今回はそもそも雪道を走る前提である場合、FR車を候補にしていいのか、また、FR車で雪道を走る時のポイントについて、私の経験を踏まえながら教えていきたいと思います。
目次
私の雪道×FR車の経験値
それでは本題に入る前に、私の雪道経験値や用途、装備などを紹介します。
・FR車歴:6年
→アルテッツァ4年、BMW 3シリーズ2年
・趣味はスノーボード
→冬は白馬、妙高、湯沢などの豪雪地帯によく行きます。
・スタッドレスタイヤはもちろん装着
・チェーン、スコップや不要になったタオル等、スタック防止アイテムは常備
私の経験値、装備はこのようになっています。
雪国に住んでいる方に比べれば圧倒的に雪道走行の経験は少ないと思いますが、アルテッツァを購入した年は、当時大学のスノーボードサークルに加入していたこともあり
冬の2か月間は湯沢に住んでいたこともあります。
そのため、都会に積んでいる平均的な方よりかはFR車を雪道で走行させた経験は高いと自負しています笑
雪国の街中は外と。。。。大丈夫!?
それでは経験を書かせていただきましたので、本題に移りたいと思います。
ズバリ、雪国でFR車は使えるのかという質問ですが。。。。
以外と何とかなります笑
意外ですよね?
ネット記事とかでは
「FRは雪道で全然前に進まない」
等の投稿を見た方もいるかもしれません。
確かに4WDとの比較では圧倒的に弱いのは確かなのですが、雪国は雪が降ると基本的に除雪車が入るので4WDが必要となるほどの積雪状況は年に何回かある寒波の除雪が間に合っていない状況に限られてきます。
そのため4WDとFR車を比較した時、4WDが優位にあることは間違いではないのですが、ほとんどの場合はオーバースペックであり、スノーボードなど都心からレジャー目的で人が来ることを想定した場所では4WDのスペックを活かしきれないのが現状かと思います。
特に私が2か月住んでいた湯沢エリアは、街中の道にスプリンクラーが設置されている為、雪が積もることはめったにありませんでした。
むしろ駆動方式より車高を気にしよう!!
雪に強い車を買いたいと思った時、とりあえず4WDというワードが思い浮かぶと思いますが、個人的にはこれより先に考えるべき項目があるかと思います。
それは。。。。
車高です
雪道を少しでも運転したことがある方ならわかるかと思いますが
雪って重いんですよ
特に水分を含んだ雪は本当に重く、ちょっと雪が積もっている場所にタイヤをのせただけでもかなりハンドルを持っていかれます。
先ほども述べた通り、雪国では基本除雪されるので雪はタイヤ以外に当たることは少ないのですが
仮にタイヤの高さを超えて車体に当たり始めたらどうなると思います??
そうですよ、車が前に進まなくなります。
車を前に進めるための抵抗が増すと徐々に車は発進しずらくなり、雪の高さが車の最低地上高を上回ると駆動方式に関わらず発進は厳しくなります。
4WDの車は同車種だとしても、少しだけ車高が高い場合もありますし、そもそも今の時代、FR車はスポーツカーの割合が多く、車高が低い車の割合が多い為のが現状です。
もしかしたらこのようなこのような背景も相まってFR車は圧倒的に雪道に弱いという認識が定着したのかもしれませんね笑
それでも条件が悪いとFR車は弱いです
ここまでFR車のことを擁護する発言をしてきましたが、FR車は4輪中、2輪のみが駆動輪なのに加え、エンジンという重量物が前に置かれた状態で、後ろから押す状態の為、直進性は悪い傾向があります。
直進性が悪い。。。?
あんまりイメージできないですよね??
そんな方は
重いスーツケースを急な坂道で押している時を想像してみてください
経験ある方ならわかるかと思いますが、後ろから押すと、左右どちらかに振れて登り切るのが大変ですよね??
スーツケースを押す状態がまさしくFR車です。
次、同じ荷物を引くことを想像してみてください。
重いのは変わりないですが、自分が先頭にいる分、スーツケースが振れることがなくなり押すよりかは楽になりますよね??
スーツケースを引く状態がFF車の状態です。
なお、4WDはスーツケースのたとえではありえないですが、自分とスーツケースが一体になった感じでしょうか笑
普段街中を運転している時は条件が良い為、直進性が悪いと感じることはまずないですが
雪道の坂道を運転しているFR車をスーツケースで例えるなら
足場の悪い砂利道で重いスーツケースを後ろから押して左右によろけながら登り切ろうとしている
こんな状態ですかね笑
スーツケースの場合は引くことに切り替えればいいのですが、車はそういうわけにはいきません。
そのため、雪道でFR車を運転するためのそれなりのドラテクが必要となります。
FR車を雪道で走らせるためのドラテクとは
それではFR車がどうして雪道に弱いかをご理解いただいたと思うので、それを補うためのドラテクを教えていきたいと思います。
なお、ここでは先ほど条件が悪い例としてあげさせていただいた雪が積もっている急な坂道を想定してお話させていただきます。
①できるだけ止まらない
すごく単純なことなんですが、結局これが一番大切です。
スーツケースを砂利道で転がす時、車輪が砂利に引っかかってなかなか動き出さないですが、一度動き出すと不安定ながらも動き続けますよね?
車も全く同じで、一番難しいのは停止状態から動き出すことなんです。
そのため、できるだけ車を止めないことが雪道を運転することではかなり重要になります。
②アクセルはじわっと入れる
スーツケースが砂利に引っかかった時は思いっきり力を入れ、パワープレイで乗り切る人もいるかもしれませんが、雪道の場合、足場が悪いのでそのようなことはできません。
力任せに前に進もうとすると、後輪が空転し、かえって発進しづらくなってしまう為、アクセルは徐々に入れていきましょう。
なお、ギアを2速に入れ、アクセル操作を和らげるのも有効なテクニックです。
③少し後退してから発進する
②で伝えたようにアクセルを徐々に入れていったとしても時としてはどうしても前に進めない場合があります。
そんな時は少しだけ後退して発進を試みてください。
雪は抵抗となると上記した通り、タイヤの前に塊として存在している雪が発進しづらくしている事があります。
元来た道筋を少し後退すれば、雪の塊がタイヤの前にない状態にできるため抵抗を減らした状態で発進を試みることができます。
このテクニックを使えばかなりの確率で発進できます。
結局FRを買うべきか否か
中には雪道はスタッドレスタイヤがあれば大丈夫でしょと考えている人がいるかもしれませんが、いくら高性能なスタッドレスタイヤを4WDにつけたとしてもスタックする時はスタックします。
しかし、残念ながら、FF、FR、4WDの場合はFR車はスタックする確率は最も高いでしょう。
でもだからと言ってFR車を買うことをあきらめなくてもいいのですよ?
変な話、チェーンをつければ大型SUVでない限りFFもFRも4WDも雪道突破性能なんて大して変わらなくなります。
言い換えるのであれば
どの駆動方式も最終的にチェーンをつけないといけないことには変わりなく、FRはチェーンをつけないといけない限界値がほかに比べて少し低い。
とも言えます。
この言葉を聞いて
「チェーンを着けるのはめんどくさいから嫌だ」
という方はどうぞFFないし4WDに移行ください笑
FFや4WDに比べチェーンを着ける回数が増えても構わないという方は是非FR車に乗ってみてください。
まとめ
それでは長くなりましたが、FR車での雪道走行経験談は以上となります。
いかがでしたでしょうか?
最後の方のまとめ方は少し強引だったかもしれませんが、FR車を絶対買うと決心がついた方もいれば、中にはFRはやっぱりやめておこうかなと感じた人もいるかと思います。
これに関してはどちらの選択をしても間違いはないかと思いますが、車は人生の中でも高価な買い物の中に分類されるものだと思いますので、慎重に、公開の内容にご判断いただけると幸いです。
それではまた!
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