皆さんこんにちは、わいぐち(@YguchiBlog)です。
突然ですが、皆さんは車を綺麗な状態で乗りたいですか?
この質問に対しては車好きであろうがなかろうがほとんどの方は「はい」と答えるかと思います。
だからこそ、週末の洗車場はあれだけ混みあうのですかね笑
しかし、普段から車の見た目を気にしている皆さんなら気づいているかもしれませんが
車の汚れ方にも種類があり、中には洗車するだけでは落とせない汚れがあります。
その中での特に最近多くなってきたのは
車のヘッドライトやサイドウィンカーの黄ばみです。
今回の記事はこのような黄ばみ除去方法を私のBMW E90 320iのサイドウィンカーを例として使い、黄ばみ除去前の物と比較しながらどのくらい変わるのかを検証していきたいと思います。
目次
ヘッドライトはなぜ黄ばむ??
冒頭でも述べたように車のヘッドライトやサイドウィンカーの黄ばみ除去の需要が急激に増えたのは実は2000年以降だったりします。
なんとなく古い車ほど黄ばむイメージがあるかもしれませんが
例えば1990年台以前の車であれば、ほぼ間違いなく黄ばんでいません。
。。。なぜでしょう??
実は2000年あたりから車のヘッドライトの素材が
ガラスからポリカーボネートへシフトしていったからです。
ポリカーボネートというと馴染みが無いように聞こえますが
身近な物では透明なスマートフォンケースもポリカーボネート製だったりします。
自動車メーカーがヘッドライトをガラスからポリカーボネートに変更していった理由は複数あり
①重量が軽く燃費対策になる
②製造コストが安い、製造しやすい
③対人との衝突を考えるとガラスよりポリカーボネートのほうが安全
などがあげられます。
ただし、このポリカーボネートには弱点があり
カラスに比べ耐久性がないため、赤外線や熱、引っかき傷などが原因で黄ばんでしまうのです。
条件が悪いと大体5年くらいから黄ばみ始めることもあり
その影響で近年ヘッドライトやが黄ばんだ車が多くなってきたのです。
ヘッドライトの黄ばみ除去は意外と簡単
洗車しても落ちない汚れを落とすのはかなり大変のように感じれれるかもしれませんが
実はポリカーボネートの黄ばみ除去はとっても簡単。
というのも、この黄ばみ相当劣化していない限り、たいていの場合は表面が黄ばんでいるだけなのです。
要するに表面さえ削ってしまえば、またクリアな表面が復活するケースがほとんどです。
そのため、黄ばみ除去には大掛かりな機材も必要なく、ほとんどの場合は近所のカー用品店かホームセンターで揃ってしまいます。
準備するものはこれ
この記事を読んでいる多くの方はヘッドライトの黄ばみ除去に興味があるかと思いますが、今回は比較しやすい為にも同じポリカーボネートでできているBMW E90 320iのサイドウィンカーを例として黄ばみ除去作業を紹介していきたいと思います。
ここまで黄ばんでいるとある意味清々しいですが
私の BMW E90 320iのボディーカラーが白色ということもあり
かなり目立ちます笑
以下が施工に必要な商品です。
■準備する商品
①耐水ペーパー 2000番
②コンパウンド
③ガラス系ハードコーティング剤
上記の商品を準備いただければ施工ができる状態となります。
それでは、具体的な施工法帆を紹介します。
なお、今回は撮影と比較の兼ね合い上、サイドウィンカーを車体から取り外して作業しましたが、ヘッドライトが車体についた状態でも作業工程は同じでございます。
①まずは紙やすりで表面を削る
それでは、洗車を行った後からの作業工程をお伝えします。
ます、2000番の耐水ペーパーを使い、根気よく黄ばんだパーツを磨いていきます。
耐水ペーパーを使う際の注意点ですが、
必ず磨く表面と耐水ペーパーが濡れた状態で磨いてください。
また、耐水ペーパーを水を貯めたバケツに定期的に泳がせてください。
耐水ペーパーの研磨力は水で濡らした時の研磨力を想定しています。
そのため、たとえ2000番の耐水ペーパーだとしても、濡らした状態で使わないと2000番より荒く削れてしまうことがあります。
また、耐水ペーパーは使っていくうちに研磨した表面から出た研磨カスが耐水ペーパー表面にこびりついてしまします。
この状態だと研磨力が落ちるのと、ごく稀ではありますが、研磨カスのほうが耐水ペーパーの番手より荒い粒子になり、傷をつけてしまう原因にもなります。
そのため、耐水ペーパーを濡らすことと、定期的に耐水ぺーパーを洗浄することは必ず行いましょう。
しばらく磨くと研磨したヘッドライトの表面が白くくすと思います。
初めてこの状態を見るとかなりびっくりするのと不安な気持ちになるかと思いますが
大丈夫です。安心してください。
よくも悪くのポリカーボネートは柔らかい素材なため、この状態になっても次の工程で紹介するコンパウンドで磨けばクリアな状態に戻すことが可能です。
むしろ、白くくすむことを気にしすぎたあまり
まんべんなく磨けていない状態のほうが仕上がりが悪くなります。
基本的に200番の耐水ペーパーで研磨する作業は黄ばみを除去する作業となり、この段階で黄ばみが残っている場合は、その黄ばみは残ったまま仕上がってしまいます。
そのため、しっかりと耐水ペーパーの使い方を守りながら、「これでもか」と思うぐらい磨いて大丈夫です。
②コンパウンドを使って艶出し作業
耐水ペーパー使って磨くことで黄ばみは除去できたので
今度はくすんだ状態を元通りにしていきます。
くすみ除去に使うのはコンパウンドです。
コンパウンドとは簡単に言うと液体やペースト状になった耐水ペーパーです。
こんかい使用しているものはペースト状のものですが、この中に細かい研磨剤が含まれており、それをスポンジで擦ることで表面が磨かれていくわけです。
今回購入したコンパウンドは「細目」、「中細」、「極細」の3種類が入っていいます。
研磨力が強い(目が粗い)物から順に研磨していきます。
■コンパウンド 細目
■コンパウンド 中細
■コンパウンド 極細
今回は3種類のコンパウンドを使用しましたが、どれも磨きの手順は同じです。
■コンパウンドの磨き手順
①磨きたい表面(ヘッドライトの表面)を水でぬらす
②コンパウンドを適量スポンジにつける
③上下左右と交互に磨いていく
はじめは表面の水が多いにも関わらずコンパウンドが少なく、ヘッドライトをうまく磨けないこともありますが、繰り返すうちに慣れてきます。
また、コンパウンドは失敗しづらいのと失敗しても修正がしやすい為、自分なりに研究を重ねるのも良いと思います。
これで艶出しの作業は完了です。
残すはコーティング作業のみ!
③コーティングして綺麗な状態を保とう
最後の作業工程として残っているのだコーティング作業ですが
もしかしたら磨き作業だけであれだけ綺麗になるなら
コーティング作業はいらないんじゃないかと思われている方もいるかと思います。
確かに綺麗さに関してはコーティングしてもそこまで変わらないのですが
変わってくるのは耐久性です。
耐水ペーパーで研磨した時点で、元々施工してあったコーティング層はすべて剥がれており
ポリカーボネートがむき出し、いわば赤外線の影響をもろに受ける状態になっております。
この状態ですと黄ばみはすぐに復活してしまうので
失ったコーティング層を補うためにもコーティング作業は重要となります。
せっかく頑張って磨いてきたヘッドライトがすぐ黄ばみ始めたら悲しいですよね?
そうならないためにもコーティング剤を使い、ヘッドライトの耐久性を上げましょう。
施工方法はものすごく簡単
■コーティング剤をキッチンペーパーなどにしみこませる
■磨いた部品全体に塗る→余分なコーティング剤は拭き取る
■乾かす
これにて作業終了。
あとは綺麗になった磨いたヘッドライトなどををニヤニヤしながら見るだけです。
ちなみにコーティング剤の多くは完全硬化するには1日かかるものがあり、その間に濡れることはよくありません。
ヘッドライトを施工されるのであれば、天気予報は見てから施工することを進めます。
まあ、ガレージを持っていてヘッドライトが濡れないことが保証されているのであれば話は別ですけどね笑
まとめ
今回は例として再度ウィンカーで施工を行いました。
結果、新品とまではいきませんが、かなりクリアになりました。
普段、洗車以上の手入れを行ったことが無い方にとっては耐水ペーパーを使うところなどはハードルが高く感じるかもしれませんが
やってみるとものすごく簡単です。
むしろ、前までなせ行わなかったのか疑問に思うレベルの衝撃が走るかと思います。
ヘッドライトが黄ばんでいるとどうしても車が古く見えてしまいますのでこの記事を読んだ皆さんには是非紹介した施工を行っていただき、感想をコメント欄にいただけたら私もうれしいです笑
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