皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
車で使用しているタイヤがすり減り、寿命を迎えた時新しいタイヤの検討を始めると思いますが、国産タイヤは意外と高くてびっくりされたことはありませんか?
私も初めて自分の車のタイヤを交換した時、国産タイヤにしたいななんて淡い気持ちを抱きながら価格を見て絶望した記憶があったりします。
そんなところに現れるのがアジアンタイヤ!
最近のアジアンタイヤは性能が上がり、国産タイヤと比べて遜色ない性能があるなんてネット記事もちらほらあるかと思いますが、本当か不安ですよね?
今回の記事はPinso PS-91というスポーツ走行好きには知られた?タイヤについて、私が使用して感じたことを赤裸々にまとめていきたいと思います。
使用したサイズや条件
車のタイヤはグリップ力以外にも、サイドウォールの硬さなど、様々な条件が相まって総合的な性能が発揮されます。
そのため、同じタイヤだとしても履かせる車やタイヤサイズによってかなり印象が変わるの為、性能を確実に評価するのは難しいのですが、皆さんに状況が少しでも伝わりやすいよう、私が試した条件を以下にまとめます。
■使用したサイズ
今回、使用したPinso PS-91は
205/40/R17
というサイズで使用しました。
4輪ともこのサイズで間違いないです。
17インチサイズだと少し珍しいサイズかもしれません。
■使用車両
トヨタ アルテッツァ RS200 Zエディション 6MT
使用した車両は当時の愛車のアルテッツァです。
スペックシート上では最大210馬力です。
また、トルセンデフがついているモデルとなっております。
車はフルノーマルであり、ホイールも純正ホイールを使用した状態で装着しました。
なお、アルテッツァは17インチホイールを装着している場合、理想のタイヤサイズは
215/45/R17
となっている為、今回のPinso PS-91はタイヤ幅も扁平率も下げた物を使っていたことになります。
というのも、当時アルテッツァの加速性能をもう少し上げられないかと考えていたこともあり、ちょうどタイヤ交換のタイミングだったのでタイヤの直径を小さくし、疑似ローギア化を行ってみました。
余談ですが、この疑似ローギア化は結構お勧めですよ?
205/40/R17を履かせた時、3速の伸びが明らかに良くなりました!
ただし、やりすぎるとスピードメーターのずれが大きくなりすぎ、車検に通らなくなるので注意が必要です!
ドライグリップは良いが使いすぎに注意
さて、それでは早速Pinso PS-91のレビューに入っていきたいと思います。
なお、冒頭でも申し上げた通り、あくまで私一人の感想をまとめたものであることや、使う条件が違えばタイヤの性能も変わってくるので一概には言えませんが
ドライグリップに関しては普段利用する分には申し分ないぐらいの性能はあるかと思います。
私は当時、街中4、峠4、高速道路2ぐらいの割合で車に乗っていましたが、普段使用でグリップが足りないと思ったことは一度もありませんでした。
しかし、サーキット等、少し攻め始めると話が少し変わってきます。
というのもPinso PS-91はトレッドパターンがdirezza DZ101に似ていることもあり、同じような動きをすると期待して買ったのですが、Pinso PS-91のほうが動きが全然ピーキーでした。
なお、これに関してはタイヤサイスをノーマルより小さくしたことの影響も十分考えられる為、タイヤのみの性能と言い切ることはできませんが
それを踏まえてもタイヤが滑り出す感覚は少し癖が強いというか、限界が低いというのか何とも表現し辛い動きをする印象が強かったです。
ウェットは正直怖い。。。
続きまして、ウェットでのレビューをさせていただきます。
Pinso PS-91は正直に申し上げますが
ウェットはかなり弱い部類だと思います
ドライの場合、限界近くの挙動こそ読みづらいものの、通常利用では不安と思うような挙動はすることはありませんでした。
しかし、ひとまずPinso PS-91をウェット環境に持ってくると、途端に5年ぐらい使用し、硬化したタイヤのような挙動をするのです。
車を最低限走らせることはできるのですが、雨の日の首都高などでは路面のつなぎ目でタイヤが横に逃げていくことは日常茶飯事です。
もちろん、そんなに飛ばしているわけではないですよ?
雪道を運転したことがある方ならわかるかと思いますが、車を運転中、スリップしないか意識するのはかなりの集中力を奪われます。
そのため長距離運転などを行う場合は、タイヤの銘柄が違うだけで運転することにより蓄積される疲労感がかなり違い、結果的に休憩せずに運転できる距離に差が出たりします。
Pinso PS-91はサイズにもよりますが、大体5000前後で売っています。
しかし、似たようなトレッドパターンでもっと信頼性の高いdirezza DZ101は同サイズで比べた場合+2000円の7000円台で購入席るので普段使用するのであればPinso PS-91は避けた方が良いかもしれません。
スポーツ走行は向いているのか微妙なところ
さて、最後のシチュエーションはスポーツ走行のシーンです。
私はPinso PS-91を前輪に履き、もっと安い(一本3000円ぐらいの)アジアンタイヤをリアに履いた状態のアルテッツァでドリフトの練習をしていた時期がありましたが
その時感じたPinso PS-91の最大のデメリットは
熱にめちゃくちゃ弱い
これにつきます。
というのも、Pinso PS-91はいったん熱が入り、タイヤが垂れてくると本当にグリップしなくなります。
まあ、これに関してはすべてのタイヤで同じ現象が起きるので普通といえば普通なのですが、問題はその後冷えてからです。
基本的に一回熱されたタイヤはグリップ力が落ちる傾向がありますが、Pinso PS-91に関しては
冷えた後のグリップ力の低下具合が半端なく大きい
大げさに言ってるつもりはなく本当に天地の差ですよ?
ドリフト練習を行っていた際、最初のセッションではある程度グリップしてくれていたこともあり、オーバーステア状態を作ることもできていたのですが
休憩をはさみ、タイヤが冷えた後の第二セッションはもうひどいってレベルではありませんでした。
グリップしな過ぎて、アンダーステアを連発。。。。
最後はあきらめて定常円旋回の練習とかしてました笑
なので私の中でいきついた結論としては。。。
このタイヤはドリケツ用
これで間違いないかと思います。笑
まとめ
さて、長くなりましたが、Pinso PS-91のレビューもここまでとなります。
もしもPinso PS-91を購入しようと思っていた方が私のレビューを読んだ場合、がっかりしたかもしれませんが、タイヤは普通に使っている限り、どんなに早くても2年間は変えないかと思います。
また、購入する費用や交換の手間もあるので変えたくてもなかなか変えられない部品となってしまします。
その為、もしも今からタイヤを交換しようと思っている方がいらっしゃるのであればPinso PS-91の購入は慎重に決めるべきかと思います。
なお、そもそもPinso PS-91をドリケツとして購入しようと考えていた方に関しては
どうぞ購入してください!
ただし、一度冷めた後はグリップ力が大きく変化しますのでくれぐれも細心の注意を忘れずに笑
それではまた!
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