皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
2020年1月10日~12日にかけ、車好きの聖地ともいわれる東京オートサロン2020が実施されました。
オートサロンはカスタム車を主として展示するイベントですが、その車と同じぐらい注目されるのが。。。
コンパニオンさんです
今回は東京オートサロン2020にて初めて車系イベントコンパニオンとしてデビューした方に取材を行いましたので、イベントコンパニオンを始めたきっかけや、やってみての感想をまとめていきたいと思います。
目次
コンパニオンさんの基本スペック
それではまずは皆さんが気になっているコンパニオンさんのプロフィールと経歴から紹介していきたいと思います。
■プロフィール
名前:李亜(ria)
年齢:26歳
身長:160cm
BWH:非公開
出身地:新潟県
趣味:スノーボード
twitter: @riataan1
■経歴
・1993年新潟県で産声を上げる
・高校生までは新潟県で生活
→高校在学中、実家の獣医を継ごうと思い理系志望に
・慶應義塾大学に入学
→ヘルスサイエンス(心の健康+美容)についての研究を行う
・学士過程を卒業後、某大手化粧品会社に入社
→入社後、新しい化粧品の開発部門に配属
→現在は化粧品企画部門に籍を置きつつ転職活動中
プロフィールは以上となりますが、どうでしょうか。
この見た目でこの経歴。。。
スーパーハイスペックですよね。。。笑
「天は二物を与えず」はおそらく嘘です笑
なお、私と李亜さんは大学が一緒であり、その際在籍していたスノーボードサークルで知り合いました。
今回この記事を書くことになったのも年始にたまたまみんなでスノーボードに行った時の近況報告がきっかけだったりします。
それでは早速インタビューに移りたいともいます。
Q1 今回なぜオートサロンのコンパニオンに応募したのですか?
まず質問したのはこの質問。
気になりますよね??
普通に生きててイベントコンパニオンをやってみたいなんて思うことありますか??
まあ、、、私自身は100%ないと思いますが。。。。笑
なお、 李亜さんからの回答はというと。。。
「元々サイバージャパンが好きで、2年前サイバー目当てにオートサロンを訪れたのがきっかけです」
なるほど。。。。
私は車好きとしてオートサロンに参加するのでコンパニオンの素性などは意識したことはありませんが、見る人が変われば見え方も変わるんですね。
それにしても見たのをきっかけにそれを目指す行動力は素晴らしいと思います。
Q2 いきなり人前に出て写真を撮られるのは抵抗なかったの?
イベントコンパニオンは皆さんがイメージする通り、派手な衣装を着て、来場者にたくさん写真を撮られます。
なので次に頭をよぎったこととしては
「写真とか撮られて怖くないの??」
これでした。
それに対して李亜さんの回答はというと。。。
「元々サロンモデルをやっていたから写真を撮られるのは好き」
「むしろ撮られるのが気持ちいい」
なるほど、わからんわ!笑
話を進めていくと写真を撮られた瞬間、その一コマは少なくても自分が主人公でいられる事に快感を感じるそうです。
そういうことか!
これを聞いた時、写真好きの私としては逆側の立場で同じことを考えることがあるのでものすごく納得しました。
Q3 コンパニオンの仕事はどうやって探したの?
コンパニオンをやりたいと思ったきっかけがわかったので続いて質問したのは仕事の探し方。
目指したことがないから当たり前なのかもしれませんが、コンパニオンの求人なんて人生で一度も見たことがありません。
というか求人自体あるのかなー、なんて思っていると
「事前に登録した派遣会社経由で今回の仕事に応募した」
どうやらコンパニオンの応募は普通の求人には少ないらしく、コンパニオンなどを派遣する会社に登録するとコンパニオンを求めている案件についてのメールが飛んでくるそうです。
なお、派遣会社については普通のバイト検索サイトで探し、登録を行ったそうですが、派遣会社の登録を行う時には審査があるそうです。
李亜さんはサロンモデルの経験を活かして突破したといっていましたが、未経験の場合は審査で落とされる可能性もあるそうです。
また、派遣会社に登録できても今回のような東京オートサロンでTOYOTA GAZOO Racingブースの場合は
書類審査とオーディションがあるそうです。
まあ、オーディションは素人ながらありそうとは思ってましたけど、なんだかすごい世界ですね笑
Q4 オーディションはどんな感じなの?
私は映画「LALALAND」が好きな為か、オーディションというと何か演じてみたり、歌を歌ってみたりするイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。
ます何をやったか聞いて見たところ
「基本的には就職面接みたいに自己アピールなど行った」
あれ??
なんか普通ですね笑
話を聞くと、今回応募したTOYOTA GAZOO Racingはイベントコンパニオンも中でも受付に部類される仕事だったため、美しさ以外にも真面目さ賢さが求められたそうです。
ただし、車の横に立つコンパニオンさんの場合は別で、来場者とほとんど話さない代わりに写真を撮られる回数が圧倒的に多い為、オーディションでは自己アピールとスタイルチェック、簡単なポージングが求められるそうです。
なお、李亜さんはTOYOTA GAZOO Racingを受ける前、ブリジストン等も受けてみたらしいのですが、求めている人物像がもう少しギャル系統だったらしく、残念ながら不採用となったとか。
見る側からするとコンパニオンさんは衣装が違うだけで同じようなことをやっているように見えますが、意外と求められるスキルは異なるので
自分が向いている企業やブースを選択していくと良いそうです。
なお、余談ですが、李亜さんは箕輪厚介さんが好きだそうで、好きな言葉を求められた際
「死ぬこと以外かすり傷」
と回答したところ、面接官の方に刺さったとか。
結局、オーディションも結局は人が採点しているので、その時のめぐり合わせも大事なんでしょうね。笑
なお、書類審査の合否は2週間ぐらいかかったらしいですが、オーディションは当日か次の日には結果が来るそうです。
Q5 本番までのスケジュールはどんな感じ?
オーディションに受かるとなんとなく忙しいイメージはありませんか?
なんというか、事前打ち合わせとか衣装合わせとありそうなイメージだったんですが
「前日に明日のリハーサルに来てくださいというメールが届いた」
ほう。。。
これもう心配になるやつじゃないですか笑
というか衣装合わせとかはしないのか聞いてみたところ
「衣装は前日、用意されたものを着るのが普通」
うーーん
それってもしも着れなかったらどうするんですかねとか思ってたんですが、コンパニオン界隈ではこれが割と普通だとか。
衣装が切れなくなるのが嫌なら書類審査やオーディションの時から体系を意識しようということだそうです。
Q6 本番中楽しかった・うれしかったことはなに?
前日に渡された衣装もなんとか着ることができたらしく、無事当日を迎えられたみたいです。笑
そこでコンパニオンをやっていてたのしいことはあるのか聞いてみたところ
「写真撮る人が意外と礼儀正しくてうれしかった」
正直に言いますが。。。
これに関してはかなり意外だと感じました。
というのも近年のオートサロンではコンパニオンさんの過激な写真を撮ろうとする人について、SNS上で炎上していることもしばしば見かける為、
どうしてもマイナスなイメージを持っていますが、要するにそのような人はほんの一握りでほとんどの方は礼儀正しく接しているのでしょうね。
なお、李亜さん曰く、撮る際に声を掛けられた方が顔が引きつらず笑顔をふりまくことができるとか。
コンパニオンさんを可愛く撮りたいなら必ず一声かけましょう!
Q7 本番中苦労したことはありますか?
仕事は楽しいことばかりじゃないのは当たり前ですよね??
そこで李亜さんに苦労したことがあるか聞いてみました。
第一声が
「朝が早い!!」
オートサロンは9時開演ですが、コンパニオンさんは8時には会場にいるそうです。
なお、会場が幕張メッセと都心から少し離れているため、李亜さんの場合5時に起きていたとか。
それでもメイクは会場でやっていたので家でメイクをやりたい方はもっと早く起きることになります。
案件によっては宿泊費が出るものもあるそうですが、本当に稀とか。。。
コンパニオンをやってみたい方、朝が強いことは重要そうですよ??
苦労したことは朝が早い以外にも
「臨機応変に動く必要があった」
とのこと
イベントごとってどうしても当日の様子を見てお客様対応方法とかスケジュールをコロコロ変えます。
これに関しては私自身、今努めている会社でイベントの企画をやっている身でもある為、運営側の気持ちは痛いほどわかります。
コンパニオンさんの中にはコロコロ変わることを嫌がる方もいるそうですが、運営がスムーズに行くイベントなんて攻めていない企画をしていない限りありえないのでコンパニオンをしたいと考えている方は、臨機応変さを持つと良いでしょう。
Q8 報酬はお金だけじゃない
さて、無事にコンパニオン業務が終わりましたので、最後に気になるのは報酬ですよね??
報酬について李亜さんにお伺いしたところ。
「それは教えられない。。。」
どうやら仕事をもらう際、報酬は公言禁止といわれているらしく、私にも教えてくれなかったです。笑
ただ感覚的に言うのであれば
「一般的なアルバイトと同等の金額ぐらい」
だそうです。
この記事を読んでいる方に、「もう少しもらっていいのではないか」と思う方もいるかもしれませんが、コンパニオンさんのほとんどは自分磨きのためにコンパニオンを行っている方が多いです。
李亜さんとしてはコンパニオンという自分が好きなことをさせていただいている環境で楽しさを提供してもらっているので、それに加えてお金を頂いているだけでありがたいと感じてるそうです。
もちろん人気コンパニオンになれば、それこそ多くのお金を手に入れることができるかと思いますが、もしこの記事を読んでコンパニオンを初めてみたいと思う方がいるのであれば最初は謙虚に仕事に取り組むことをオススメします。
最後に
これにて李亜さんのオートサロンでの経験談は以上となりますが、インタビューの終わりがけに李亜さんの
「難関大学を出て有名な企業で働いたりすることだけがかっこいいんではなくて、どんなバックグラウンドを持っていたとしても、”その人がやりたいことを思いっきりやっていることが何よりもかっこいい”という世の中を私は作りたいからまず自分がやってみているんです」
という言葉にかなり共感しました。
というのも、私が申し上げるのは大変恐縮ではありますが、李亜さんも私も世間からすれば名の知れた有名私立大学を卒業している身です。
贅沢な悩みなのかもしれませんが、名の知れた大学を卒業すると、どうしても大手企業に就職するのが当たり前という考えがあり、周りからかなりのプレッシャーを感じることや、大手をやめてベンチャーなどに転職した人に対して冷ややかな目で見たりする風潮が残念ながら日本には根強く残っています。
おそらく李亜さんも同じような悩みを抱えつつも、「自分が本当にやりたいことはなんだ?」ということに正面から向き合い、今回転職活動を行ったり、自分が生きてきた世界では経験できなかったような仕事をされているように感じました。
言葉で書くと「そんなの簡単じゃん」なんて思うかもしれませんが、本当に体力がいることですし、敵だってわんさか湧いてきます。
時には自分の親だって敵に感じることもある中、自分の理想を素直に追い求めて成し遂げようとしている彼女の考え方を全力で支持したいと思うのと同時に、良きビーパ(ビジネスパートナー)でいたいと心から感じました。
なんか。。。。普段とは違い、すごく臭いことをいってしまいましたが、、、
これからも李亜さんと私の応援をよろしくお願いします。
それでは!
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