皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
2019年東京モーターショー以降、各社注目度が高い車が続々と出てきていますが、今回は日本の自動車産業の圧倒的存在であるトヨタが国内としては新しい車種として「ヤリス」を発表しました。
ヤリスと聞くとピンと来ないかもしれませんが、実はこれトヨタのヴィッツの後継モデルです。
正確に言うとヴィッツは今までも海外ではヤリスとして販売されていたのですが、トヨタは今回の新型発表に合わせ、車種名を世界標準に変えてきたということです。
さて、車種名まで変えてきたということはトヨタとしても相当力を入れていると思われるので細かなところまで徹底的にレビューしていきたいと思います。
まずは外装から
まずは車の見た目の基本となる外装から見ていきたいと思います。
■フロントフェイス
こちらが新型ヤリスのフロントフェイスです。
よく街中で見かけるコンパクトカーとそこまで大差がない見た目ですね。
個人的には現行アクアに似ているかなとも思います。
現行ヴィッツにもありますが、新型ヤリスについてもハイブリット設定がございます。
この背景を踏まえるとヴィッツとアクアをディスコンしてヤリス1本に統一する可能性も考えられますね。
なおフロントフェイスの印象を大きく左右するヘッドライトは2020年にふさわしいデザインとなっているように感じます。
また、確定情報ではないですがで、ヘッドライトの形状などを見る限りLEDヘッドライトだと推測されます。
ちなみにヘッドライト上部にはアイラインが入っているのですがこちらはカーボン調に似たいような幾何学模様が刻まれています。
これがカーボン調を似せた物だった場合はなんかダサいなーなんて思っていたと思いますが
割り切ってカーボンではないとわかるような幾何学模様にしている所は個人的には好印象でした。
また、走り屋などがよくカスタムでつけているような後付けアイラインとは違い、アイライン込みでのデザイニングを行っている為、ダサさや不自然なところはありませんでした。
■リアビュー
続いてリアビューを見ていきます。
こちらは真後ろから撮った写真ですが、お尻がすごくもっこりしていますね笑
一昔は如何にバンパーを薄くし、車の積載スペースを広げるかがトレンドでしたが、最近はまたデザイン重視なトレンドに戻りつつありますよね。
正直、めちゃくちゃうれしいトレンドです。笑
リアビューを斜めや横の角度から見るとテールランプユニットが車体からかなり突き出していることがわかります。
このデザイン、結構新しくないですか??
なんだかちょっとしたウィングが背中についているようなデザインですね笑
ちなみに後記しますが、新型ヤリスはかなり空力に力を入れていると見受けられるところが多い為、もしかしたらこちらのテールランプの形状も
空力を考慮した形なのかもしれません。
ちなみにリアテールランプはこのような形です。
今回はスモールが点灯状態の時しか見れませんでしたので車を操作した時どのように光るかは確認できませんでしたが
スモールの中にある透明な部分のどちらかがウィンカーでどちらかがバックランプだと推測されます。
■サイドビュー
私が新型ヤリスの外装で最も印象に残っているのはサイドビューです。
具合的に何がユニークに感じるのかうまく表せないですが、
少なくても今までのヴィッツに感じていた安っぽさは感じませんよね?
なんというか。。。ルノーとプジョーと日産を足して3で割った感じ??
それと2列目の窓ぶちを見るとわかりやすいですが、角が少ないデザインになっているのですかね。
ヘッドライトやテールライトユニットは角ばった「強さ」を現すデザインですがボディーは丸みを帯び「親しみやすさ」を現したユニークな形をした車です。
実は空力マシーン??
さて、内装を見ていく前に、新型ヤリスが空力に対してかなり拘った作りをしていると感じたので、気づいた点を紹介させていただきます。
まず始めに紹介するのは新型ヤリスのサイドミラーとテールランプにある突起です。
最近の車に増えてきたこの突起ですが
正式には「 エアロスタビライジングフィン 」と呼びます。
このフィンが整流効果はもちろんありますが、ボディに空気が張り付かないようにする効果もあったりします。
実はこのフィン、2011年にアクアが登場した時に市販車に初めて搭載されたこともある為、新型ヤリスはアクアの代わりになりそう理由の一つでもあります笑
続いて気になったのはルーフ形状
このルーフ形状、どこかで見たことありませんか??
そう、トヨタ86のルーフにすごく似ています。
この形状、正式には「パゴダルーフ」と呼ばれるそうで、ルーフ中央を凹まさせることで空気抵抗の軽減がされるそうです。
ちなみにこのルーフ形状、私の中では86のイメージが強かったのですが、現行アクアやプリウスにも採用されているそうです。
リアルーフスポイラーについてはデザインなのか、はたまた空力を意識したものなのかは定かではないですが、
単純な形状でないことから何かしらの空力に対する思惑を感じます。
アンダーパネルに関しては当然のように採用されていました。
一昔ではありえない作りこみですよね。
ちなみに車の下部を整流すると空気抵抗が減り、燃費向上するのはもちろんのこと、
車の下に負圧を発生させ高速域でより安定した走行が可能になるので一石二鳥な装備といえます。
そしてこちらが最後に紹介するものですが。。。。
なんとタイヤハウジング中に整流板が取り付けられていました。
正直これにはかなり驚きました。
今までDIYで車のタイヤハウズ内に整流板をつけている人がいることがいることは知っていましたが。。。
まさかトヨタが標準でつけてくるとは思ってもいませんでした。
この整流板をつけることでいくらかコストは上がっているかと思うと本当に効果があるんだろうなと感じたと同時に
アルミテープ同様、本当に効果が感じられるのか疑問に思いました。
ちなみに現行アクアは整流板ではなくバンパーへ空気が抜けるダクトがタイヤハウジングの同等の位置についています。
ダクトから整流板に変更したのは整流版のほうが効果が大きいからなのでしょうか。
気になりますね笑
少なくてもここに空気がたまりやすく、改善すると効果が表れることは確かなのでしょう。
内装はチープだが使いやすそう
まずこちらが運転席周りです
デザイン的な観点で見た場合、そこまで古さは感じないのですが、一つだけ気になったこととしては
カーナビの存在感強くないか?笑
実際に運転席に座ったわけではないので断定できませんが、あのカーナビ視界に入りそうな気がします笑
少し目線へ向けると
ヴィッツのようなチープさが見れます笑
特に足元のカバーの素材なんかは「サ・コンパクトカー」って感じですよね。
もう少し高級感欲しいなと思ったと同時になぜかわかりませんが安心しました笑
センターコンソールあたりを見ていくとまず目についたのは
手動のハンドブレーキです
今回同時期に発表されたライバル車の新型フィットは電動パーキングが採用されているのでこれはかなりの痛手な気がします。
まあ、個人的には手動のほうがジムカーナなどでサイド引きが使えるのでいいななんて思いますが。。。笑
またシフトレバーも本当にチープですね
90年代の車の物のように見えますが、プリウス等トヨタのハイブリット車に採用されていたシフトノブが苦手な私としては実は好印象だったりもします。
どうやら私は古い車のほうが向いているらしいです笑
内装の最後は2列目全体です。
こちらに関しては多く言うことはないですが。。。。
軽量化に気合入れすぎたんですかね?笑
グレードにもよるのかもしれませんがもう少し頑張ってほしいです。
足回りを見てみよう
内装、外装と見ていきましたが、最後は足回りで締めくくりたいと思います。
リアについては私が見た展示車は
トーションビーム式みたいです。
ちなみにE-fourモデル(モーターによる4輪駆動)には 2リンク・ダブルウィッシュボーン式 が採用されているそうです。
フロントについては写真を撮ろうと試みたもののアンダーパネルが立派すぎて写真い覚めることができませんでした。
ただし、公式サイトで確認する限り
マクファーソンストラット式
だそうです。
まとめ
それでは長くなりましたが、新型ヤリスについてのレビューは以上となります。
どうでしたでしょうか?
正直に申し上げるのであれば今回の新型ヤリスはライバル車であるホンダのフィットに見劣りする部分があるのかなとも思いました。
ただし、少なくても現行ヴィッツから新次元に移行しようとしている努力を感じることができました。
それに。。。。ヤリスの本命はおそらく
GR YARIS
ですよね
3ドア4WDハッチバックで270馬力を出力すると噂されているこの車、大変楽しみです。
GRヤリスについても記事にさせていただきましたのでよかったら読んでみてください。
それではまた!
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