皆さんこんにちは、YguchiBlogブログ主のわいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
中古車で車を購入する時、多くの人が気にする項目の一つとしてあげられるのが
修復歴があるかどうかかと思います。
車の「修復歴あり」とは車のフレームの中で定められた場所が損傷し、そのダメージを修理した場合につく記録です。
しかし、具体的にどのようなダメージを負って、どのような修理をして、どのような状態になっているか具体的な情報を見たことが少ないのも事実かと思います。
そのため今回は私が昔アルテッツァに乗っていた時に経験した事故からフレーム補正機で車のフレームを引き延ばし、修復歴ありの車として再度走らせた経験を記事にまとめたいと思います。
事故直後の様子
まずは事故直後の車の様子ですが、こんな感じになっていました。
状況としては雨が降っている日に曲がっていたところ、リアが滑り、先にあったコンクリート壁に突っ込んだという単独事故です。
幸いにも衝突直前には速度が結構落ちていたので、コンクリート壁への損傷がなかったのと、この状態でもなんとか自走できたので帰ってこれました。
しかし、自走に関してはオイルやクーラント漏れが運よく発生してなく、結果的に大丈夫なだけであり、今となってはすごくリスクが高いことをしたなと反省しております。
横から見るとこんな感じです。
衝突した際、左フロントから段差に乗り上げたのですが、その時の衝撃でホイールのリムがタイヤに刺さり、そこから空気が漏れパンクを引き起こしてしまいました。
アルテッツァはスペアタイヤを積んでおり、安全な場所に移動後、自分で交換することができたのも自走で帰ってこれた理由の一つでした。
全体像ではボンネットへのダメージはなさそうに見えますが、よく見るとボンネットの先が曲がっていました。
しかし、先以外は変形していなかったのは不幸中の幸いですかね。
バンパーを取るとまず目に入ったのがバンパーホースメントです。
かなり、奥に引っ込んじゃってますね。。。。
正直これを見るまでは、ボンネットへのダメージ軽度だし、メインフレームまでいってないんじゃ。。。
なんて淡い期待をしていたのあり、これを見た時のメンタルダメージはかなり大きかったです笑
とりあえずバンパーホースメントを近くで見たところ
ものすごく変形してました。
バンパーホースメントはボルト止めの為、本当はこいつで衝撃をすべて受け止められれば良かったんですが。。。そうもいきませんでした笑
バンパーホースメントが取り付けてあるメインフレームも見事にへっこんていたので、この時点でDIYによる修理は不可能と判断し、ふて寝を始めました笑
フレーム補正後の状態
修理について、ディーラーに車を持ち込んだところ、57万円も見積もりを渡され、さすがに払えないと思った私は
自分でフレーム補正屋を探し相談してみたところ、破損したバンパーやヘッドライトを自前で用意できるのであれば10万円で引き受けてもらえることになったので、急いでヤフオクを使い、パーツを集め、お願いすることに。。。
そして1か月ぐらいの入院を経て、車が戻っていました!
元々ダメージが少なかったボンネットは今回の修理で交換しなかったので先端が曲がったままですが、事故当初の状態からは信じられないぐらいまともな状態になりました笑
でも、修理箇所がどうなっているか気になりますよね??
ということで一度分解。。。。
まずバンパーホースメントについてはボルトでついているだけでフレームには含まれないのと、車の機能に影響を及ぼすことがないので凹んだものをそのまま使用しています。
問題はその先にあるメインフレームの一部。。。
バンパーホースメントをいったん取り外し、メインフレームの先端を覗き込んだところ。
どうやら曲がってしまったところを一度切り取り、溶接でつなげているようですね!
かなりの力技出直しているように見えたので結構びっくりしたのですが、まあこんなものなんだろうなと受け入れました笑
直進性はアライメント補正で修正
事故直後の様子で少し触れていましたが、左フロントタイヤが段差を乗り越えた衝撃でアライメントのズレが発生していました。
事故の衝撃が強すぎると、アライメント補正でもまっすぐ進むように戻せないことがあるのですが
幸いにも私のアルテッツアはアライメント補正により、ハンドルのセンターを出すことができました。
費用は2万円ほどかかりましたが、アライメント補正後はくるまの直進性が元通りに戻りましたので、修理する価値はありました。
やっぱり爪痕は残る
ここまで読むとボンネットさえ交換しちゃえばもう事故前と見分けがつかないんじゃないの?と思ってる方がいるかもしれませんが、現実はそう甘くありません笑
修復歴がある車はドアなどのチリが合わない
というのを聞いたことがあるかもしれませんが、私の車もチリのズレが発生していました。
まず見ていただきたいのは事故前の左ヘッドライト周辺
ヘッドライト、ボンネット、フェンダーのチリが重なる赤い矢印のところを重点的に見てほしいのですが、特に変わったところはありませんよね?
それでは次に、事故後の左ヘッドライトの写真を見てみましょう。
どうでしょう?
少しが角は違うものの、ちりの太さが事故前に比べ不均等になっているのがわかりませんか?
もちろん、ボンネットはの部分はボンネット自体を交換していないので治っていないのは仕方ないのですが、注目してほしいのはヘッドライトとフェンダーの境目です。
よく見ると。。。。隙間が広くなっていますよね??
事故後、フレーム補正を行ったとしても、フレームの歪みを完全になくすのは至難の業らしく、どうしてもこういう細かいチリは合わなくなってしますそうです。
フレーム補正屋から返却後、本当にチリを合わせることができないのか気になったので、ヘッドライトなどを再度取り外し、自分でも試みたのでしたが、結果は変わりませんでした。
なので、よくネットとかで見つかる修復歴ありの車の判別方法として「チリを見る」は有効だと私は個人的に考えております。
まとめ
それでは長くなりましたが、わたしの車のフレーム補正を行い、「修復歴あり」の状態にした記録は以上となります。
個人的な意見として修復歴ありの車を選択しないほうが良いとこの経験を持って伝えたいと思いますが、裏を返せば修復歴ありの車は何かしら「修理はされているとも言えます。
下手に修理もせずに安価で売られている車を買うぐらいなら、しっかりと修理された修復歴ありの車を買うほうが良いと思いますが、くれぐれも現物確認せずに買うのはやめましょう。
それではまた!
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