皆さんこんにちは、YguchiBlogブログ主のわいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
車好きの皆さんであればドライビングスキル向上は欠かせない任務の一つですよね?
しかし、実際の車では限界に挑戦できる場所が少なかったり、車を廃車にしてしまうリスクがあるなど、なかなか踏み出せないのも事実です。
私もそのような悩みを持った人であるのですが、高校の友達3人で温泉旅行に行った際、偶然にもカート体験をすることができましたので、今回は初めてのカート体験で感じたことを車の運転と比較しながら紹介していきたいと思います。
体験した場所は埼玉カートパーク
それでは早速本編に入っていきますが、今回カート体験を行ったのは
埼玉カートパーク
です。
■埼玉カートパークの基本情報
施設名:埼玉カートパーク
住所: 〒361-0037 埼玉県行田市下忍438
電話番号: 048-598-8093
営業時間:9時~21時
→スケジュールについてはこちらを確認ください
公式HP: http://saitama-kartpark.co.jp/
※上記情報は2020年3月時点の情報ですので変更されている可能性がございます
こちらはカート専用のサーキットとなっているのですが、幸運にもリニューアルオープンした次の日にお伺いすることができました。
裏を返せば、リニューアルにより、どこが変更となったのか私はわからないのですが、速い人だと1周23秒くらいで回れるコールとなっており、ヘアピンやスラローム、コーナー脱出からのストレートなどが楽しめるコースレイアウトとなっています。
料金に関しては一回の走行枠が6分となっており、走行枠をまとめて買えば買うほお得に走れるシステムとなっています。
また、ヘルメットやグローブなどはレンタルすることができるため、身一つで行けばカート体験ができる施設となっています。
カートをじっくり見てみよう
走行についての体験談に入る前に、カートそのものをじっくり見ていきたいと思います。
■カートの基本構造
カートは車同様、4つのタイヤがついており、操舵を行うのは前輪
後輪が駆動輪となっており、エンジンは後輪より少し前に設置されているので。。。
車で例えるのであればMR車というところでしょう
■車との相違点
知っている方も多いかもしれませんが、車とカートの操作性で最も違うところは
左足でブレーキを踏むことです
まあ、厳密にいうと車でもレースの世界では、あえて左足でブレーキを踏むことがあるのですが、車は基本的に右足でブレーキを踏むように、ペダル位置も調整されています。
しかし、カートの場合は又の間に燃料タンクとステアリングシャフトがあり、足を左右に動かすことができないため
右足はアクセル、左足はブレーキとなっています
また、ブレーキに関してはペダル以外にも
ブレーキが効くのが後輪のみ
という特殊もあります。
なので、前輪のタイヤは操舵のみが仕事ということになります。
更に細かい違いを上げるのであれば
サスペンションが搭載されていないこと
ミッションがないのでギアが実質一つであること
など
車がミニチュアかしたように見えて意外と違う部分も多かったりします。
実際の走行開始
それでは実際に走行する時間になりました。
ハンドル右下にあるグレーのボタンを押すとエンジンがかかります。
エンジンが作動するとエンジンの振動がダイレクトに伝わるので、まるでカートが生きているかのよに感じます。
右足でアクセルを踏み込むと以外にも力強い加速をしてくれます。
こんな感じで加速するのかー
なんて楽しんでいると第一ヘアピンコーナーがやってきました。
ハンドルを右へ。。。
ん??ハンドル重っ!!
この時、初めてカートのハンドルは重いことを思い知りました笑
パワステはないことは気づいていたものの、カートの大きさならそこまで重くないんじゃないのかと思っていましたが
完全に甘く見過ぎていました笑
普通に腕の力がないと筋力不足によるアンダーステアを連発しそうな感じです。
しばらく走っていると、今度はリアタイヤが思いのほか簡単に滑ることに気づきました。
ネットでカートはドリフトするのが難しと書いてあるのを何度も見たことがあったのですが、ドリフト状態を維持できるかは置いといて
リアタイヤの流れだしに関しては車より格段にわかりやすいと感じました。
まあ、車体の小ささとサスペンションがない=よりダイレクトにタイヤの状態が伝わってくることが要因なんだろうなと思いながら、初めての走行枠を走り終えました。
タイムアップへの工夫
前を逃げる者がいて、追わずにいられるかよ!!
走り屋の方ならわかるかと思いますが、やっぱり前を走る物に一分一秒でもいいから近づきたいですよね!?
最初の走行枠はカートになれることに集中していましたが、2回目以降カートに慣れてきたのと闘争心に火が付いたので、とにかくタイムを縮めることに集中しました
いわゆる戦闘モード突入です
私はカート体験が初めてなので浅はかな知識、そして誤った情報で語るかもしれませんが、自分なりにタイムアップするために行った工夫を紹介します。
■ブレーキは思い切って踏む
ABSがついていない車を運転する場合、タイヤロックを防ぐのと、制動力を最大限引き出すためポンピングブレーキを使うことが多いと思います。
そのため私は車のセオリーに従い、ブレーキ時ポンピングをしていたのですが、カートの場合、ポンピングブレーキは不要だと感じ始めました。
というのも
そもそも車とブレーキの効き方が違う
と感じたからです。
上記いたしましたが、カートは後輪のみにブレーキがついているのに加え、サスペンションもない構造となっています。
そのため、ブレーキを踏んでも前のめりにならず、荷重移動がほとんど発生しないため、後輪が少しロックしても挙動が暴れることがないことに気が付きました。
厳密に語るのであれば、タイヤロックしないギリギリの部分で制動させるのがベストなのかもしれませんが、不慣れな左足ブレーキということもあり、ブレーキ操作はシンプルな方向に切り替え、ライン取りなのに集中するようにしました。
■ドリフトはあくまでも舵として使う
ドリフトする感覚は車同様、カートを操っている感覚を味わえるので大変楽しいのですが、やはりタイムを縮めるにはドリフトのし過ぎは良くないと感じました。
しかし、一切カートを滑らさない方が良いというわけではなく、例えば第一ヘアピンコーナーであれば侵入の時
後輪を滑らせ、いち早くコーナー出口方向にカートの頭を向けることでS字までの最高時速を上げられることに気づきました。
なので積極的にカートを振り回してはいないものの、ある程度、後輪を滑らせていました。
また、アクセルオフをきっかけに後輪を巻き込ませ、カウンターを当てない程度の弱オーバーステア状態でS字を走行すると、操舵角が減らせ、より速く走れることにも気づきました。
■アクセルワークは丁寧に
先ほどヘアピンコーナーでは多少後輪を滑らせ、いち早く出口を向くように工夫していたと述べましたが、このスキルを有効に生かせるのはアクセルワークあってだと思いました。
これは車でも同じことが言えますが、タイヤが滑っている状態でアクセルを踏み続けてしまうと、後輪が空転するだけで全然前に進んでくれません。
大事なのは滑りつつも、しっかりと地面を噛み、前に進んでくれるちょうどいいアクセル加減を見つけること
これに関しては過去、自分の車で定常円旋回やなんちゃってドリフトをしたことがあったのが功を奏しました。
このような工夫をした結果、4回の走行枠は以下のようにタイムを上げることができました。
1回目:28秒569
2回目:25秒933
3回目:25秒867
4回目:25秒033
本当に速い人は同じコースを23秒前半で走ることができるそうなのでまだまだ甘いタイムtなっていますが、人生初めてのカート体験でタイムを縮めることを意識した走りができたのは本当にうれしかったです。
カートが上手いと車の運転は上手くなるのか
この内容に関しては、一人の車好きとして書かせていただきますが、カートが上達すると車の運転が上手くなるかと言われたら。。。。
応用できるスキルとできないスキルが明確に分かれると感じました
ます応用できると感じたスキルは。。。
アクセルワークとドリフトコントロールです
カートは一切電子制御がついていないため、トラクションを維持するにはアクセルの踏み具合を調整するしかありません。
特にこれが顕著に求められるのはコーナリング時のリアタイヤが若干ブレイクしかかっている時であり、ハンドルとアクセルワークで上手くドリフトコントロールをしながらカートを前へ前へと進める行動は普段FR車に乗っている私がサーキットなどを走った時やっていることと全く同じだと感じました。
そのため、特にFR車に乗っている人であればなおさら、カートで腕を磨くことで車の運転は上手くなると思います。
次に応用できないと感じたスキルはというと。。。
ブレーキングです
応用できないと感じた理由は2つあり、1つ目の理由はブレーキペダルを踏み込んだ時のフィーリングの差です。
使用しているブレーキパットによって挙動は変わりますが、車の場合はブレーキを踏むとある程度までペダルが沈み込んだ後、ブレーキパッドを「どのくらい押し付けるか」というような感覚で制動力をコントロールします。そのフィーリングはどちらかというと制動力が2次関数的な増加をしていくようなフィーリングだと個人的には思います。
しかし、カートの場合、ブレーキの仕組みが違う為か、踏んだ量に対してリニアなブレーキングフィールとなっていました。
また、ブレーキペダルのストロークがメチャクチャ多いのも車の違うと感じました。
カートのブレーキは車で例えるならサイドブレーキによるブレーキングに近い感覚です。
それを足で操作しているのでこのスキルを直接車に流用できるといわれたら難しいかと思います。
2つ目の理由はサスペンションがない事、ブレーキが後輪にあることから車体の荷重移動がほとんどないことです。
車を上手く運転するにはこの荷重移動を制する必要があるのですが、カートにはそのような要素が少ないと感じています。
いくら足を固めた車でも高速領域からのフルブレーキを行った場合は荷重移動を上手く制御する必要が出てくるので、カートでいくらブレーキングを鍛えたとしても車ですぐさま完璧なブレーキングをするのは難しいでしょう。
しかし、ブレーキングポイントの見極め等、身体能力を要するものは応用できるかもしれません。
まとめ
それでは長くなりましたが、私が初めてカートを体験した時に感じたことのまとめは以上となります。
今回の記事はライトな記事にするつもりだったんですが、感じたことを細かく書いてみたところ、いつも通り、コアな内容になってしましました。笑
ただし、カートに関しては無知もいいところなので、もしも記事内に間違えなどがありましたらコメント欄でご指摘いただけると幸いです。
また、カートは車好きじゃなくても楽しめるモータースポーツだと感じ、実際に高校の友達の内一人は、そこまで車が好きというわけではなかったです。
それでも、なんだかんだ3人とも腕がプルプルになるまでカートを楽しんでいたので、もしも友達と出かける予定があるのであれば、アクティビティとしてカートを提案するのも良いでしょう。
それではまた!
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