皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
車のエンジンが動作するのに欠かせない物って質問されたら何を連想しますか?
おそらく車好きの多くの方はガソリンとか空気と回答をするかと思いますが、その二つに引きを取らないほど大事なものに「エンジンオイル」というものがあります。
今回の記事は私が乗っているBMW E90 320iに実際にエンジンオイルを継ぎ足してみて感じた、気を付けるべきポイントを紹介していきます。
目次
そもそもエンジンオイルはなんで減るの?
エンジンオイルは潤滑油として使っていて、エンジン内部のピストンが滑らかに動作し、焼き付きが起きないように必要というのは車を所有している人ならなんとなく知っているかと思いますが
なぜ減っていくかご存じですか?
そもそも減っていくことを今知った人もいるのかもしれませんが、燃焼室内でガソリンを燃焼する際、実はピストンの潤滑油として使われているエンジンオイルも少量ではありますが燃焼されています。
この燃焼は意図したものではなくエンジンの構想上、どうしても発生してしまうもですが、規定値内であれば燃焼しても問題ないようにできています。
ただし、エンジンオイルにも限りがある為、エンジンオイルの残量が減った場合、継ぎ足しをする必要が出てきます。
point① エンジンオイル残量を正確に把握する
さて、実際に継ぎ足しを行う前に、どのくらいエンジンオイルが入っているかを確認しなければなりません。
。。。正確には確認して低いから継ぎ足しをするが正しい順番ですが。笑
とにかく、エンジンオイルの残量確認方法を紹介します。
①普通のオイルレベルゲージで確認する場合
これは車校でも一般的に習う方法なので知っている人が多いと思いますが、エンジンルーム内に黄色とかオレンジ色をした指でつまめるサイズの取っ手があるかと思います。
これがレベルゲージであり、これを引っこ抜き、先っちょに付着したエンジンオイルを見ることで残量がわかるものです。
この方法は手軽に出来、かつ汚れ具合も見ることができるのでいろいろと便利です。
②電子式オイルレベルゲージで確認する場合
ほとんどの車は普通のオイルレベルゲージで確認ができるのですが、BMW等、一部の外車は電子式オイルレベルゲージを採用している車種があります。
この場合はエンジンルームを見るこのなく運転席で車のメニューを操作するだけで確認出来てしまします。
また、エンジンオイルが減ってくるとそれを知らせるアラートが出るため、定期的にレベルゲージを引っこ抜く必要が無いのです。
このように書くと、最高じゃんと思うかもしれませんが、エンジンオイル目視することができないので汚れ具合がわからなかったり
継ぎ足しの際は、継ぎ足し具合を見るため、わざわざ室内でメニューを操作しないといけない等
作業する側からしたら最悪な仕様となっております。
残量確認方法は以上です。
エンジンオイルは入れすぎも車によくないため、どのくらい足りないのか継ぎ足しを行う前、必ず確認しましょう。
point② オイルの種類は出来る限り合わせる
皆さん、前回のオイル交換で入れたエンジンオイルの種類や銘柄は覚えていますか?
もしも覚えていないのであれば次回から覚えておくか、整備記録に入れた物が記載されていないか確認しましょう。
なぜなら継ぎ足しを行う場合、同じ種類を入れることが望ましいからです。
理想的なのは全く同じ銘柄の物を入れること。
それが難しいのであればせめて同じ粘度の物を入れましょう。
粘度とはよくエンジンオイルの缶に書いてある
「5W-30」
この表記で確認できます。
詳しい説明は省きますが、できる限りこの表記が同じものを選びましょう。
ちなみに、ほとんどエンジンオイルの銘柄の1Lオイルは下の画像のような缶で販売されており、開けるのが大変な為
継ぎ足しを考慮し、キャップ付き1Lオイルが販売されている銘柄を選ぶのがスマートかもしれません。
ちなみに私のおすすめのエンジンオイルですが、WAKOSのプロステージはかなり愛用しています。
アルテッツァも今のBMW3シリーズも10万キロ以上走っている多走行車だったので固めの10W-40を入れてます。
ちなみにこの記事では0-30Wを入れてますが、これは作業時0-30Wしか売っていなかった為、仕方なく粘度の低いものを入れています。。。。
良いエンジンオイルはお店で売っていることも少ないのでネットで購入することをオススメします。
point③ 継ぎ足しは必ずジョウロを使おう
必要なオイルを買ったら早速エンジンへ投入していくわけですが、ジョウロも必ず一緒に買いましょう。
継ぎ足し用の1Lオイルの場合、物によっては継ぎやすいような構造になっているのですが、中には継ぎ足しし辛いものもあり、無理に継ごうとするとエンジンルーム内にこぼしてしまうことがあります。
この場合、エンジンルームが汚れるだけでなくエキマニ周辺に付着した場合、最悪車両火災を招いてしまうリスクもございます。
エンジンオイル用のジョウロは大300~500円で売っているのでケチらず必ず買いましょう
point④ とにかく手軽にエンジンオイルを継ぎ足したい方へ
ここまではよく見る缶容器で売られているオイルを継ぐ方法ですが
実は最近、継ぎ足しを容易に行えるようにビニール素材の容器で売られているエンジンオイルもあります。
オイルジョッキは使った後の処理が大変なので、私みたいにWAKOSのエンジンオイルを入れたいなど、銘柄に拘らないという方であれば以下商品がオススメです。
■一般的な乗用車の多くに使われるエンジンオイル 5W-30
■エコカー向けのエンジンオイル 0W-20
■欧州車や高性能車向けのエンジンオイル 10W-40
ちなみに、こちらの商品は日本製で全合成油なので決してクオリティーが低いわけではないかと思います。
なお、エンジンオイルの粘度については車の取扱説明書やカーショップのメンテナンス記録で確認してみてください。
point⑤ オイルレベルゲージを確認しながら入れる。
エンジンオイルは多いほどいいわけではなく、実は多すぎるとそれはそれで故障の原因にもなったりもするため、エンジンオイルは規定値の中に抑えるのが基本中の基本です。
そのため、エンジンオイルを継ぎ足す場合は、購入したものを一気に入れてしまうのではなく、オイルレベルゲージを定期的に確認しながら徐々に入れましょう。
確認する時は少しめんどくさいですが、一旦オイルキャップを締め、エンジンを2~3分アイドリングさせましょう。
そうすることでより正確にエンジンオイルの量を図ることができます。
ちなみに、入れすぎた場合はエンジンからエンジンオイルを抜く必要が出てくるのですが、その場合はエンジンオイルを抜くためのポンプを買う必要が出てきます。
このような無駄な出費をしないためにもこの確認作業は慎重に行いましょう。
point⑥ 入れ終わったっら少し運転してみる。
エンジンオイルの継ぎ足し作業が終わったら10kmぐらい運転してみましょう。
基本的に継ぎ足し作業でオイルゲージを確認する際、アイドリングさせて確認していればそこまでオイルゲージが変化することはないのですが、車を走行させるとエンジンオイルゲージが低くなることがございます。
この場合、購入したエンジンオイルがまだ残っているのであれば継ぎ足しを行ってください。
残っていない場合は相当ゲージが減ってない限りは継ぎ足しをしなくても大丈夫です。
私の場合はオイルゲージが半分以下になっていた場合は再度継ぎ足しを行いますが、半分以上の場合は継ぎ足しせず次回まで乗っている感じです。
まとめ
車のエンジンオイルを継ぎ足す時のポイントはいかがでしたでしょうか?
もしかしたら少しめんどくさそうと思われた方もいるかもしれませんが、慣れてしまうと本当に5分も必要としない作業となっています。
冒頭でも述べたようにエンジンオイルはエンジンが動作するために欠かせない物の一つであり、もしもこの管理を怠ると最悪エンジンオーバーホールやエンジン載せ替え等、莫大の費用が掛かる修理を行う必要が出てくることもあります。
このような無駄な出費が出ないためにも定期的にレベルゲージを確認し、気づいたらエンジンオイルが無かった!
なんてことにならないように心がけましょう。
ちなみに、オイルの継ぎ足しを含め、エンジンオイル交換であれば、外車であってもカー用品店でも対応してくれます。
もしもこちらの記事を読んで「自信ないな」と思った方はカー用品店で作業してもらうことをオススメします。
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