皆さんこんにちは、YguchiBlogブログ主のわいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
日本は四季がある国なので、多くの方はノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの履きかえの為、年2回タイヤ交換を行っているかと思います。
タイヤの交換方法は教習所でも習いますし、車の基本整備として、車のマニュアルにも記載されているので自分で交換する方も一定数いるかと思いますが、交換して外してタイヤってどうやって保管されていますか?
実は保管方法を誤ると、タイヤやホイールにダメージを与えてしまうこともありますので今回はタイヤを長期間保管する時、やっておいた方が良いことを紹介します。
タイヤの洗浄
ます最初に紹介するのは取り外したタイヤの洗浄です。
クルマのタイヤには走行中に跳ね上げた油分や化学物質が付着していることがあり、これらがタイヤの表面に付着しているとゴムの硬化を早めるなど、タイヤの寿命を縮めることがあります。
また、凍結防止のため、雪国で道路に散布される「融雪剤」もタイヤには良くないとされている為、スタッドレスタイヤを長期保管する時は念入りに洗浄することをオススメします。
洗浄する時は、カーシャンプーでも良いのですが、カーシャンプーに含まれる油分が良くないという考え方もあるので私はいつも
「ジョイ」や「キュキュット」
などの食器洗い用の洗剤でタイヤを洗っています
実は下手なカーシャンプーより全然油分を落としたりするのでお勧めですよ笑
ホイールは洗浄+鉄粉除去
タイヤの洗浄と合わせて行いたいのがホイールの洗浄です。
タイヤの時に説明したように、ホイールも油分や化学物質の付着によるダメージが考えられるのですが、それ以上に
鉄粉除去の方が大切になります
というのもブレーキから発生するブレーキダストは市販車であれば間違いなく鉄粉を含んでおります。
この鉄粉、ホイールの表面上に長期間放置しておくとホイールの塗装内に浸透し、こびりついて落ちない汚れやひどい場合だとホイールの塗装剥がれに発展します。
タイヤ交換時は、普段洗うことができないホイールの内側も洗浄することができますので、このタイミングで綺麗に洗うことをオススメします。
基本的にタイヤもホイールのスポンジで洗うのが鉄則ですが、外車に乗っている場合、ブレーキダストが多くて一からスポンジで洗うのが一苦労になることもあります。
そんな時にあると便利なのが高圧洗浄機です。
高圧洗浄機をホイールに当てればある程度のブレーキダストを除去できますので手洗いの前に行うと楽になるでしょう。
表面に付着したブレーキダストを高圧洗浄機と手洗いで除去できたいとしても、おそらく取り切れなかった汚れが残っていると思います。
このような汚れがいわゆる「鉄粉よごれ」というものに当たり、専用の洗剤で溶かすことで取り除くことができます。
専用洗剤は鉄粉を溶かすといるが紫色に変化するものが多いです。
ちなみに私はこれを使っています。
良く落ちる気がするのでオススメですね笑
タイヤの位置の記録
洗浄したタイヤが乾いたら、次は取り外したタイヤがそれぞれどこについていたかを記録しておくことをオススメします。
たとえあなたの車のタイヤが四輪とも同じサイズで同じ銘柄だとしても、車の重量や運転の癖などが影響し
4輪同じようにタイヤが減るわけではありません
適切なローテーションの方法によるタイヤの位置変更であれば問題ないのですが、どこについていたタイヤかわからなくなり、適当にタイヤを組み付けると場合によっては車がまっすぐ進まなくなることもあります。
これを防ぐため、マスキングテープに取り外した位置を記載し、保管するように心がけましょう。
タイヤの空気を抜く
それでは後はタイヤを積み上げて保管だけ。。。。と思ってるあなた!
その前にもう一つだけやっておいた方が良いことがあります。
それはタイヤの空気を低くしておくことです
タイヤの中に入っている空気は圧縮された状態になっている為、常に内側から外に向かって圧力がかかっている状態になっております。
この圧力がかかった状態で長期保管してしまうとタイヤが徐々に変形してしまう恐れがあるので、空気圧を規定値の半分や1.5barあたりまで下げておくことをオススメします。
下げるときは以下のようなエアゲージを使用すると便利です。
なお、こちらは自己責任となりますが、1.5bar程度であればおそらく自走できると思います。
交換後はゆっくり近くのガソリンスタンドまで行き空気を補充すれば大丈夫でしょう。
直射日光は天敵
それではついに取り外したタイヤを積み上げていくのですが、もしも屋外で保管されるのであれば
直射日光が当たらないようにカバーを掛けましょう
というのもタイヤのゴムは紫外線により硬化が進むため、長期保管中、直射日光が当たりっぱなしになった場合、ゴムの硬化が進みます。また、場合によっては日差しがあったっていた場所と当たっていなかった場所で硬化度合いが不均一なタイヤになってしまう可能性もあります。
そのため、タイヤを屋外で保管するのであれば、以下のようなタイヤ専用のビニールカバーをかぶせて保管しましょう。
まとめ
以上が自宅でタイヤを長期保管する際、すべきことの紹介でした。
いかがでしたでしょうか
この記事を読まれた方の中には、タイヤみたいな消耗品をそこまで丁寧に扱う必要があるのかと思われる方もいるかもしれません。
しかし、タイヤは車の中で唯一地面と接している大切なパーツだからこそ、ある意味、最も大事にすべきなパーツだと私は思います。
もしもこの記事を読まれた方で、上記を実施していない方がいましたら、次のタイヤ交換から実施してみましょう。
それではまた!
コメント一覧