皆さんこんにちは、YguchiBlogブログ主のわいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
いきなりですが、「トルセンLSD」はご存じですか?
ヘリカル式とも呼ばれる事がありますが
簡単に言うと、アクセルを踏んでいる状態であればLSDの働きを持っているデファレンシャルギアの事ですが
このトルセンLSDは車好きの中でも賛否両論がわかれる部品の一つだと私は感じています。
というのも機械式LSDに比べると利きが弱く、ドリフトなどをしている人からするとどうしても物足りなく感じてしまからです。
しかし、効きが弱いからと言って意味がないというわけではなく、オープンデフと比べると確実に恩恵を感じられます。
今回はトルセンLSDが搭載されていたアルテッツァとオープンデフのBMW e90 320iを運転してみて、トルセンLSDが効いてるなと実感できたシチュエーションをいくつか紹介していきたいと思います。
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雨の日の直線
まずは普段乗りでも体感できるトルセンLSDの効きとして紹介したいのが
雨の日の直線です
FFやFRのような2輪駆動の場合、雨の日になるとトラクション不足でタイヤが空転してしますことがあるかと思います。
特に片輪が白線や鉄などの素材に乗った時には結構空転しますよね?
オープンデフの場合、一度空転し始めると空転したタイヤにすべての駆動力を奪われ、車が加速できなくなってしましますが
トルセンLSDを搭載している場合は、反対側にも駆動力が配分されるため、加速力は落ちますが前に進み続けることができます。

急勾配のヘアピンカーブ
次に紹介するトルセンLSDの効きが感じられるシチュエーションは
急勾配のヘアピンカーブです。
体感できるのは登っている時になりますが、ある程度の速度が乗った状態でヘアピンカーブに差し掛かった場合、遠心力で車重が外側に乗る為
内側の駆動輪にかかる荷重が少なくなり空転してしまうことがあります。
先ほど紹介したように雨が重なった場合、かなり速度が落ちるまで登れなくなってしまうこともあります。
実際に体験するとこの状況はかなりイライラしるため、このような時こそオープンデフの弱さ
そして、トルセンLSDのありがたみを体感できるでしょう。

定常円旋回
最後に紹介するトルセンLSDの効きが体感できるシチュエーションは普段使いではまずありえないですが、定常円旋回をした時です。
こちらの記事の冒頭でトルセンLSDは効きが悪く、ドリフトをする人からすると物足りないと申しましたが、だからと言って後輪を滑らすことができないわけではありません。
事実、私はアルテッツァRS200 Zエディションの標準でついてくるトルセンLSDを使って定常円旋回やちょっとしたドリフトの練習を行ったことがありますが
1速を使った定常円旋回であれば普通に描くことができました。
もう少し高速域の2速を使ったシチュエーションは馬力不足でオーバーステア状態を維持することが出来なかったのですが、少なくてもトルセンLSDに問題があるとは感じませんでした。
もちろん、このようなドライビングはオープンデフだと無理ですし、たとえオープンデフで定常円旋回っぽい何かができたとしても空転しているのは片輪のみで白煙も片輪から出る何とも言い難い姿になります。
そのため、少しでもスポーツ走行をしたいのであれば少なくてもトルセンLSDはついてた方が良いでしょう。

まとめ
それでは私が経験したトルセンLSDの効きを感じられるシチュエーションは以上となります。
トルセンLSDの効きが重要かどうかの感じ方は人それぞれかと思いますが、少なくても私はオプションで選べるのであればお金を払ってでもトルセンLSDにします。
また、もしもドリフトを将来的にやってみたいなと思い、こちらの記事にたどり着いたのであればトルセンLSDはめちゃくちゃオススメですよ?
というのも最初の体験程度であれば全然使えますし、機械式LSDのように定期的なデフオイルの交換を必要としないというのも魅力的なポイントです。
なのでもしも中古車を探している段階であればトルセンLSDが元々ついている車を探し、そこからレベルアップしていくと良いでしょう。
ちなみにFRでトルセンLSDがついてて手頃のな値段で手に入るのはアルテッツァ、86、BRZ、RX-8あたりだと思うので是非検討してみてください。
それではまた!
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