皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
突然ですが、最近車中泊をしている人かなり多くなしましたよね。
一昔前は車の中で寝泊まりをしている人はかなり少なかったと思いますが
最近はフルフラットにできる車も増えたこともあり
週末の道の駅は車中泊仕様の車ばかりですね。
実は車中泊って日本独特な文化らしく
例えばアメリカならキャンピングカーで旅をしますし
国によっては車で寝泊まり=ホームレス同様
という認識の国もあるそうです。
さて、本題に戻りますが
私はBMWの320iを購入してからセダンで車中泊を行っています。
おそらく車中泊界隈では一番見向きされていないセダン
驚くかもしれませんがセダンの車中泊は意外と快適ですよ??
今回は私がセダンで過去一年、通算20泊程度行った経験を生かして
車中泊に適しているセダンの条件をお伝えします。
目次
1.セダンの車中泊スタイルは大きく分け3つ
実はセダンの車中泊はその独特なボディスタイルのためか
ほかの形状の車に比べ、車中泊スタイルがいろいろあります。
スタイルは大きく分けると以下の3つ
①トランクスルースタイル
車のトランクをつなげるトランクスルーを活用し2列目~トランクを寝床とするスタイル。
ここでいうトランクスルーは真ん中に少しの穴が開くタイプではなく
2列目を倒し、車内と空間をつなげられるものをさしています。
②シートフラットスタイル
ワゴンやワンボックスのようにセダンの中にも1列目と2列目のシートをつないでフラットにできる車種が存在します。
私もすべて把握しきれていませんがトヨタのアリオン/プレミオ、また最終型マークXがそのような機能を搭載しているそうです。
なお、シートがフルフラットにできるといってもシート自体の形状で細かな凹凸は消えません。
そんな時はこのような隙間埋めようのクッションを使ってまっ平な寝床の作成に挑戦するのが良いかと思います。
③2列目ベットスタイル
1列目をできるだけ前にずらし、2列目の足元をクッションで埋め
車に対して平行に寝るのがのこのスタイル。
このスタイルは車の機能により可能、不可能がないため
すべてのセダンで実施可能といってもいいでしょう。
ちなみに2列目をベッドにすることを考えているのであれば、2列目専用に設計されたエアマットレスが存在いします。
このような商品を使えば一見「きつくない?」と思った2列目のベッド化も現実的に思えますよね?
2列目で寝ることを考えているのであればかなりお勧めです。
2.わいぐちがおすすめするのはトランクスルースタイル
先ほど紹介したスタイルのどれかを使えばセダンで車中泊は可能ですが
3つのスタイルの中でも個人的には①のトランクスルースタイルを推奨します。
理由ですが
まず、③の2列目ベットスタイルについて
この方法では体を伸ばして寝ることがほぼ不可能なので一番推奨しません。
私の車で例をあげますが
BMW E90 320i車幅は1815mmです
しかし、これは車の幅であり内装の横幅ではありません。
内装の横幅は大体1600mmぐらいしかありません。
1600mmですと多くの人は足をまげて寝なければならないと思います。
もっと幅広な車なら体を伸ばせるかもしれませんが
車幅1815mmは決して狭いわけではなく、むしろ普通~やや幅広な部類です。
このように国内で販売されている車で室内の横幅が快適に寝れるレベルのセダンはおそらくないかと思います。
①のトランクスルーと②のシートフラットではおそらく寝心地に関する差はないかと思います。
ただし、私がトランクスルーを押す理由は寝心地ではなく
手軽さです。
トランクスルーを使った車中泊の場合、トランクにうまくマットや寝袋を収納すると30秒もかからずに普段乗りから車中泊仕様に変更することができます。
シートフラットの方法もいいのですが、旅が終わり普段使いをする時は毎回片付けなければなりません。
マットや寝袋の片付けは思った以上にめんどくさいので
その利点を重要視し、トランクスルースタイルを推奨します。
どうでしょうか?
車中泊の準備、簡単そうでないですか?
このトランクスルー式絶対おすすめです笑
それでは、トランクスルーを使った車中泊の良さも理解いただけたと思うので
ここからは車中泊に適したセダンの特徴を紹介していきます。
ちなみにこの楽々収納を実現するには一点だけ注意点があります。
それは。。。
エアマットレスはだめです。
エアマットレスは空気で膨らませるタイプのマットレスで空気を抜いた時はかなり小さくなるのですが
空気が入った状態ですと折りたたむことができません
そのため、私はこのウレタンマットレスを使っております。
この商品、寝心地も良くてかなりお勧めですよ!
折り畳みを希望の方はこれをチェック!
3.重要度(高)ここは譲りたくない
まずはトランクスルーを使ったセダンでの車中泊を行う時に必須なことから紹介します。
①トランクスルー機能
ここまで読んできた皆様ならもうすでに理解いただいているかと思いますが
トランクスルー機能がないと始まりません。
上でも記載しましたが、真ん中に小さな穴が開くトランクスルーではなく
シートを倒せるものです。
この機能はマストなので絶対にあるか確認ください。
また、車種によってはグレードによってトランクスルーがあったりなかったりします。
BMW E90の場合、320siは実はトランクスルーないんです笑
このようにトランクスルーがあると思って買った後、なかったは取り返しがつかないので注意してください。
②寝られる寸法があるか
次にあげるのは寸法の話です。
トランクスルーがたとえできたとしても自分の身長が収まるスペースが確保できなくては意味がありません。
縦幅
最低限自分の身長の長さは必要ですが、可能であれば身長+10cmが理想です
なぜなら寝てる体制ってよく考えるとつま先立ちしている状態なんです。
なので身長ちょうどの場合、実際はつま先か頭がどこかに当たります。
横幅
横幅については人にもよるかと思いますが60cm以上は欲しいです。
というのも車中泊用のマットを探すと大体60cmからの商品がほとんどです。
また、40cmで寝れるか試したことがあるのですが
身長170㎝,体重62kgの私でも厳しかったです。
高さ
実は高さも大事tなります。
具体的にはトランクスルーの口の部分がどのくらいクリアランスがあるかです。
たとえ縦幅、横幅があったとしても高さがないと車中泊は厳しいかもしれません。
なぜなら寝返りができなくなってしまうからです。
人間は快適な睡眠を行ためには定期的に姿勢を変える必要があります。
高さが足りずネガ入りが打てない場合、たとえ長時間寝れたとしても朝起きると体に疲労感がたまっているでしょう。
ちなみに高さの目安ですが40cm以上は欲しいです。
③トランクの強度は十分か
意外と意識しないことかもしれませんがトランクを使って寝るということはトランクの底にある程度の強度が求められます。
最近の車は燃費向上のため、トランクの内装などはかなり薄く作られていることがあり、中には強度不足が心配されるものもあるかと思います。
どのくらい支えられれば大丈夫かは断言できませんが
一度トランクの床に体重をかけてみて乗っても大丈夫そうか確認してみましょう。
4.重要度(中)できれば抑えたいかゆいところ
続いて、重要度(中)のできれば考慮したいポイントを紹介します。
①トランクスルーが6対4の場合、助手席側が6であること
いきなり細かいなと思った人もいるかもしれませんがこれは結構重要なんですよ笑
そもそも6対4って何?という方のために説明しますが
トランクスルーにも様々な種類があり、すべての面が一緒に倒れるものや、三席分独立して倒せるものがあります。
6対4というのは左右どちらかを倒した時、真ん中の席の分まで倒せ、もう片方は一人分を倒せるものを指します。
ちなみにこれが重要なのは確保できる幅に関与します。
基本的にトランクスルーを使って車中泊する場合、縦幅を確保するため、1列目をできるだけ前にずらすと思います。
そして先ほど紹介したように横幅は60cmは欲しいんです。
もしも運転席側が6対4の6の場合
運転席の後ろにベッドがあることになり
寝るときに毎回シートをずらす必要が出てきます。
読んでいると大したことないと思うかもしれませんが
寝るたび、起きるたびにシートをずらすの
かなりめんどくさいですよ笑
また、だったら4のほうも倒し、全面トランクスルーにすればいいじゃんと思われるかもしれませんが
そうすると着替え&食事の場所がなくなります。笑
なのでこれは思った以上に重要なポイントだったりします。
②トランクスルーはフルフラットになるか
貨物を運ぶ場合、フルフラットにできるかどうかは正直どうでもいいところですが
今回の車中泊の方法は人間が貨物スペースを使って寝ます。
なので地面が平らかどうかが大事となります。
実はE90の320iはフルフラットになりません。
そのため、この項目に関しては私の車は達していない状態です。
しかし、フルフラットでなかったとしてもへこんでいる部分にタオルや使い古した服を敷くことで改善は出来たりします。
やはり人間が寝るにはまっ平が良いので可能であればフルフラットのトランクスルーが備えられているセダンを探してみてください。
5.重要度(低)こんな視点もあったんだ!
では最後に、重要度は低めだが考慮するといいことがあるかもしれないことを紹介します。
①トランクがのヒンジがダンパー式である
トランクのヒンジがダンパー式といわれてピンとくる人は少ないと思いますが
ダンパー式とは以下の写真のように、トランクを上げる補助機器としてダンパーが採用されているものです。
一方、セダンのトランクでよくみられるのはパンタグラフ型というもの
参考画像がなくて申し訳ないのですが
トランクの重量をささえる補助機器がトランクの荷室に入り込むタイプです。
ダンパー式の場合、バンパーがヘタると機能しなくなるため、採用されない場合が多いそうですが
トランクスルーを使って車中泊を行う場合、パンタグラフ式だとトランクの荷室に入り込んだアームが足に当たって痛いのです笑
事実、私のE90はトランクのダンパーがへたり、トランクを上げる時すごく大変ですがそれでも満足しています。
②ルームライトが勝手に消えない
ここまでくるとかなり細かいのですが、ルームライトが勝手に消える車の場合、少しイラつきます笑
おそらく消し忘れた場合、バッテリーが上がってしまうのを防ぐためメーカー側がつけている機能かと思いますが
車中泊の場合はかえって悪さをします。
というのも寝る前、タブレットでネットなどを見ていると消えるからです笑
しかもわたしの車の場合、一度消えるとボタンを押すだけでは再度ルームライトをつけることができず、一度どこかのドアを開け閉めしないといけません。
最近は室内を照らすための電池式LEDライトを買ったので気にならなくなりましたが
ルームライトを使う場合は検証しておくといいでしょう。
なお、ルールライトが消えてしまう車種だったとしてもポータブル電源とLED照明を買えば気にすることは少なくなりますよ
LED照明だけ使う場合は多くの電力は必要ないので大容量なバッテリーが必要なわけではないですが。。。
車中泊を行うのであれば大容量バッテリーを購入しましょう。
はじめは照明だけあればいいやーなんて思っていても次第に、
お湯を作りたい
ご飯を炊きたい
電気毛布を使いたい
等、欲がどんどん出てきます。
そのため初期投資としては少し高いかもしれませんがポータブル電源は大容量でいいものを買いましょう。
ちなみに、私がオススメはLACITAのENERBOXです
キャンパーの中で話題のポータブル電源「エナーボックス」
120,000mAhという大容量でかつ400W出力が使える商品なので上記したようなシチュエーションにも十分対応できますね。
ちなみに、一般的なスマホが大体4,000mAhなので。。。。
計算上ですとスマホを30回フル充電できるはずです笑
車中泊は何かと不便に感じることも多いので備えは万全に。
その一環として大容量ポータブル電源をお勧めします。
6.車中泊で大切なのは工夫すること
以上が私がこれまでBMW e90 320iで行ったきた車中泊の経験をもとに考えた車中泊に適したセダンの条件でした。
自分でいうのもなんですが、いろいろな視点を考慮しながらまとめられていると思っています。
私の車中泊ライフはまだまだこれからなので引き続きセダンであるBMW E90 320iで車中泊を続けつつ、より快適に過ごせるように改善していきたいと思います。
また、最後になりますが、車中泊を行う上で最も大切なのは工夫することです。
なぜなら特定の車種を除き、基本的に車は人が寝るように設計されていないからです。
そのため寝れるようなるかは所有者のあなたにかかっています。
まずは所有している車がどのようなシートアレンジに対応しているかの確認から始め
どうすれば快適に寝られるかを考え、工夫していけばきっとあなたも快適な車中泊ライフを送れるかと思います。
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