車をかっこよく撮影するテクニックを紹介します

車_かっこいい_撮影方法 カメラ
車_かっこいい_撮影方法

  

皆さんこんにちは

YguchiBlogブログ主のわいぐち(@yguchi_E90_320i)です。

車好きの皆さんなら一度は思ったことありますよね!?

  

愛車をかっこよく写真に収める方法ですよ!

  

でも、SNSで映える写真を撮るには良いカメラとか必要なんでしょ??

なんて思っていませんか?

確かに、流行りのミラーレス一眼などを使った方が綺麗な写真を撮れるのは事実ですが

写真は機材よりか撮影スキルが大きく影響するものです。

ですので今回の記事は、場所も撮影機材も問わず、車をかっこよく撮る方法を私の経験を踏まえて紹介していきたいと思います。

  

  

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まずは構図の基礎から

車をかっこよく撮影するには、車ならではの表現方法があるのは間違いないのですが、その話題の前に、写真を撮る上で欠かせない構図について、初心者でも使いやすい構図を2つほど紹介させていただきます。

  

  

■日の丸構図

日の丸構図
真ん中の赤丸のところに被写体を置きます

  

日の丸構図とは名前の通り、撮影する対象物をど真ん中にとらえ、撮影する方法です。この構図は写真に興味ある・ない関わらず、大体の人が一番最初に行う構図です。

ただし、日の丸構図は奥が深く、ど真ん中に写すからこそ、被写体が魅力的であることや、被写体が中心から少しもズレていない事が肝になるなど、突き詰めると奥が深い構図でもあります。

以下写真がいわゆる日の丸構図の写真です。

  

320i _海
車をど真ん中に置き、水平線も写真の真ん中にした

  

  

■三分割構図

三分割構図
スマホでも設定でこの線(グリッド)を出せることが多いです。

  

三分割構図とは写真を上下左右それぞれ三分割した際、線が交差する場所(図の矢印の部分)に被写体を置くとバランスがいい写真が撮れるという構図テクニックです。

車の写真を撮影場合、周りの風景も含めた写真を撮ることが多いかと思いますので意外と日の丸構図より出番が多かったりします。

以下写真がいわゆる三分割構図の例です。

  

九州_E90
空を映したかったので車の位置が少し下になってますが。。。

  

このように風景と共に車を撮るのであれば三分割構図はものすごく使いえます。

ただし、線が交差する部分に被写体を置くだけでいいかを言われるとそうではなく、車を撮影する場合

  

車のフロントが中央に向かった構図にすると良いでしょう

  

以下は失敗例です。

  

ランクル_雪
シチュエーションなどは最高なのに当時の自分には知識がなかった笑

  

被写体となる車は良いポジショニングができているのですが、フロントが画像の右端を向いてますよね?

人間は進行方向の先に何があるのかを本能的に意識する為、このような車の配置にすると息苦しさを感じてしまいます。

この写真を「映える」ものにするのであれば、車を180度回転させ、リアから撮影すると良かったですね。

  

  

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立体感が伝わるように工夫する

それでは写真の基礎となる構図を2種類お伝えしましたので、次は撮影テクニックに移りたいと思います。

  

最初のテクニックは「立体感」の演出です。

  

このテクニックは車の撮影に限った話ではないのですが、基本的に立体物を撮影する時は被写体が立体であることが伝わるように撮影するほうが良い写真になります。

  

  

  

■目線の高さからの撮影ならリアエンドまで見せる

まず最初のテクニックは車の写真を撮る時、一番ありがちな「目線の高さ」からの撮影についてです。

目線の高さからの撮影は普段見慣れている姿の写真になる為、多少立体感が伝わり辛い写真になっていたとしても脳内補正が効き

良くも悪くも「良い写真」、「良くない写真」がわかり辛いです。

  

なのでこの項目に関してはそこまで意識する必要がないのかもしれませんが、目線の高さで撮影する際は、車のリアエンドまで写っているように撮影することを心がけましょう。

  

★撮影例

E90_光沢
光沢感がいいですね。

  

  

  

■タイヤは立体感演出のカギ

次に紹介する立体感の演出テクニックはかなりの人が見落としていることですが

  

車をローアングルで撮影する場合は4輪すべて写すこと

  

おそらく文字だと伝わり辛いと思いますので、いきなり写真をお見せします。

  

良い例

E90_ほぼ正面

  

   

悪い例

E90_3輪

  

良い例、悪い例を見比べてどちらが立体的に見えましたか??

先ほど紹介した「リアエンドまで見せる」というセオリーで行くと悪い例の方が立体的に見えるはずですが

実際は良い例の、車の角度が浅い写真の方が立体的に見えませんか?

これはズバリ。。。

  

左リアのタイヤが写ってるかの差です

  

悪い例の場合、右フロントタイヤの裏に左リアタイヤが隠れてしまっている為、車にタイヤが3つしか無いように思えてしまいます。

もちろん、4輪あることは誰でも理解できるかと思いますが、ローアンクルは普段見慣れていない角度な為、先ほどの「リアエンドまで見せる」の時のように写っていなかった場合の脳内補正が効きにくいのです。

そのため、たとえリアエンドが見えなくなったとしても、ローアングルの場合は4輪すべてが写っている方がより立体的に見えるでしょう。

  

  

  

■プレスラインを使用した凹凸感の演出

最後に紹介する立体感のに撮るテクニックは車のプレスラインを使用した凹凸感の演出です。

この内容は今まで紹介してきたテクニックより、レベルが高い話になりますが、車を立体的に見せるには車に刻まれたプレスラインで発生する「光」と「影」の部分を活かす必要があります。

  

★良い例

E90_プレスライン

  

例えばこの写真を例として紹介させていただきますが、車の側面に刻まれたプレスラインの下に影ができていたり、給油口の上あたりの一部、上を向いている面は白く光っている等、車の側面にたくさんプレスラインがあることが読み取れるかと思います。

  

★悪い例

E90_プレスライン無し

  

次に悪い例として紹介させていただくのはこちらの写真です。

先ほどの良い例と画角やシチュエーションは違いますが、車の側面の凹凸が全然演出できてないですよね?

また、この車はボンネットにもプレスラインが刻まれていますが、それもほとんど隠れてしまっています。

こうなってしまった理由は

  

①車が若干白飛びしている

②曇り気味で影ができにくかった

  

等があげられます。

これ以上話すとライティング(被写体への光の当て方)の話に突入してしまい難しくなってしまうのでここら辺までとしますが

  

立体感がある写真を撮りたいのであれば、プレスラインの凹凸による「光」や「影」ができているかを確認してから撮影してみましょう。

  

  

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車の「動きを」表せ

続いて紹介する撮影テクニックは車の動きを演出するものです。

車は「動くもの」と人間が認識する以上、どうしても停車している車の写真であっても動きの要素を求めてしまいます。

そのため、「かっこいいと」と思われる写真を撮るには車があたかも動き出すような写真を撮ることが求められます。

  

  

  

■ハンドルを若干切る

車が走行している状態でハンドルが完全にまっすぐ向いている事って結構少ないですよね?

また、街中を歩いている時、車を意識るのは交差点等、車が減速し、曲がっている時のイメージが強くないですか?

賛否両論あるかもしれませんが、少なくても車はハンドルを回すと、フロントタイヤが左右に向くのは共通認識だと思うので、動きの演出をするにはハンドルを切り、フロントタイヤを曲げることが大事だと個人的に思います。

  

★撮影例

E90_ハンドル曲げた状態

  

こんな感じでフロントタイヤを曲げるといいでしょう。

曲げる方向はどちらでも構いませんが、ホイールを見せる方向に曲げたほうが、車の動きの演出+ホイールを見せつけることができるのでオススメです。

  

  

  

■車を傾かせる

続いて紹介する車の「動き」を表すテクニックは、先ほど紹介したハンドルを切るの応用編です。

  

ここで質問。。。

車はカーブしている時、どうなっていますか?

。。。。

  

荷重移動しています

  

★参考画像

アルテッツァ_走行

  

こちらの写真は以前、広場に遊びに行った際、走行している所を兄が撮影してくれたものですが、こ車は曲がっている時、遠心力で外側に振られ、傾くことがわかるかと思います。

この動作を撮影時、演出すると、より動きがある写真が撮れます。

方法はとても簡単。。。

  

カメラを傾かせて写真を撮るだけです笑

  

★撮影例

E90_傾き

  

どうですか?

この写真は先ほどのハンドルを切った状態の車を少し傾かせて撮影した物ですが、動きの要素が加わり、かなりかっこよくなっていませんか?

ちなみにフォトショップなどを使える方であれば、ホイールと背景をブレた状態にすると本当に車が動いているのかのような写真が出来上がります。

  

  

  

■「動いてた」の演出

最後に紹介する動きを表すテクニックは過去形です。

  

「きっとこんな動きをしたんだな」

  

を追求することです。

こちらも写真を見せたほうが早いと思いますので参考写真を紹介します。

  

★参考写真

E90_ドリフト跡

  

なるほど。。。。

この写真を見たら誰しもが「駐車場でクルクルを楽しんだんだな」と想像できますよね?

このように写真で動きを表すのは必ずしもその瞬間でなくてはいけないわけでなく、この参考写真のように「過去形」や少し難易度が上がりますが「未来形」で表すこともできます。

ちなみに、このタイヤ痕は元々あったもので私が付けたわけではないですよ?

なお、タイヤ痕で白線を汚した場合、器物損壊を問われることがありますのでくれぐれも注意してください。

  

  

「全体」主義は捨てよう

それでは撮影テクニックとして最後に紹介するのは車は必ずしもすべて写さなくてもいいということです。

  

車の良い写真=車全体が写ってる写真という固定概念を持っているのであれば、それはすぐ捨てましょう。

  

★参考写真

E90_ヘッドライトアップ

  

例えばこの写真を例にしますと、車は半分程度しか写っていないですよね??

それでもプレスラインの凹凸が出ている事で立体感が演出できていたり、ハンドルを切りつつ傾かせるのセオリーを入れている為、てきとうに撮影した全体像の写真より、全体像が想像できますよね?

それにBMWといったらエンジェルアイと言わんばかりに、何を主張したいかも伝わってきますよね??

このよう写真は全体を移した方が情報量が多いように思いがちですが、実はそれは誤りであり、必要ない情報だけが多い写真になってしまします。

そのため、写真を撮る時はなにを主張したいかをまず決め、その主張に不要な部分は写さない用に心がけましょう。

  

「この場所行きました」のような証拠写真はSNS映えしません笑

  

  

まとめ

それでは大変長くなりましたが、私の経験を踏まえた車のかっこいい撮影方法については以上となります。

いかがでしたでしょうか?

この記事で紹介しているテクニックはカメラの使い方ではなく、良い写真の撮り方という「表現」を追求した記事となっています。

そのため、ここで紹介したテクニックは高級一眼レフからスマホまで、どんな撮影機材でも使える内容になっています。

車で景色のいい場所に出かけたのに肝心の写真がイマイチだとSNSでドヤれないですよね??笑

そんな時はこの記事のことを思い出し、今回紹介したテクニックを使っていただけると私としてもうれしいです。

それではまた!

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