皆さんこんにちは、わいぐち(@yguchi_E90_320i)です。
車好きの皆さんなら制限速度とか気にせず自由に車を運転してみたいなと思いますよね?
残念なことに日本の行動には全区間制限速度が設けられており、ドイツのアウトバーンのように自由に車をかっ飛ばすことはできません。
しかし、サーキットに行けば話は違います。
サーキットは車をスポーツ走行させるために作られた施設のため、もちろん制限速度など存在しません。
今回は運転の自由を求めて、私が富士スピードウェイにてサーキットデビューを果たし際、準備したことや実際に行ってみて感じたことなどを赤裸々に伝えたいと思います。
目次
きっかけは友達のLINE
サーキット走行はなんとなく敷居が高いと感じていたため、昔からいつか走ってみたいなとは思いつつ、何も行動に移していなかったのですが
ある日突然、「ブーブブ」とlineを受信した時のバイブ音が鳴る
だーやま>>
週末富士スピードウェイのライセンス取って午後走るけど来ない??
だーやまとは大学のスノーボードサークルで出会った車好きな友達。
乗っている車はインプレッサ WRX STI スペックC(GRB)をチューニングアップしたものでめちゃくちゃ速いですがめちゃくちゃうるさい笑
だーやまの車いじりを過去に手伝ったとこもあり、タービン交換に苦戦したのはいい思い出です笑
ただ、彼の車の室内はめちゃくちゃ汚いので、本人にはいったことがないですが、私はこの車のことを
「最速のごみ収集車」
こう呼んでおります。
とにかく、今までサーキットを走ってみたいと思っていたのもあったのでこの機会でサーキットデビューしてみようと思い、重い腰を上げました。
サーキット走行に必要な物は意外と多い
サーキットデビューする気があったとしても必要な物品がそろってなければ走ることができないのでだーやまに何が必要か聞いてみた。
■準備するもの
・ヘルメット
・長袖
・長ズボン
・グローブ
・ライセンス費用約4万
・走行料金約1万
初心者の私からすると正直費用がめちゃくちゃ高いなと思たのですが、この機会を逃せばサーキットデビューは一生できないかもしれないと思い、経験をお金で買うという考え方で行くことを決意しました。
また、必要物品の中でおそらく持っていないのがヘルメットグローブですよね?
グローブに関してはアマゾンで以下の商品を購入しておきました。
ヘルメットに関してはだーやまのを借りるつもりだったのですが、前日準備をしている際、手元にないことが発覚。
急遽、御殿場周辺で当日探そうという話になったのですが、売っているお店が無かった為、ダメもとで富士スピードウェイの方にレンタルがあるか聞いてみたところ2000円で借りられました笑
着用する物以外にも、ライセンスを取得するお金、走行券を買うお金が必要になります。
サーキット走行はかなりお金がかかる趣味だと思いますので最も準備しないといけないのは。。。
経済力かもしれません笑
まずはライセンス獲得から
富士スピードウェイを走る方法は大きく分けると体験走行とスポーツ走行の二種類があります。
①体験走行枠
体験走行はペースカーの後ろを走りながらサーキットを3周走るという内容。
こちらに関してはグローブやヘルメットの必要もなければ乗車人数や車種についても制限が無いので気軽に参加できます。
しかし、ペースカーの後ろを一列になって走行する内容のため、自由にサーキット場を走れるわけではありません。
こちらはレジャーとしてサーキットを走りたい人向けです。
②スポーツ走行枠
スポーツ走行枠はペースカー無しで走る、皆さんがイメージするサーキット走行です。
この走行は自由ではありますが、体験走行と違い、事前にラインセンス取得が必須となります。
また、走行する場合はヘルメット、グローブ、長袖長ズボンの着用や、オープンカーやSUVの場合は安全性の観点から走行ができない等体験走行より条件が厳しいです。
また、隣に誰かをのせることも禁止されているのでスポーツ走行を行いたい人向けの枠となります。
もちろん私はスポーツ走行枠目当てなため、まずはライセンス講習から行う必要がありました。
ライセンス取得は年会費含め、約4万円となかなかの金額がかかりますが、ここはお金をどぶに捨てたと思って無心で支払いました。
ライセンス講習の内容はざっとまとめるとこんな感じです。
■ライセンス講習の内容
・コースレイアウト等概要の説明
・走行可能な車の説明
・走行する際に求められる服装
・走行中に出されるフラグの種類と意味の説明
・フラグが降られるポイント紹介
・コース上で事故が発生しやすい危険ポイント・条件
・異常事態の時の対処法
このなかで個人的に一番難しと感じたのはフラグの種類と意味のところでした。
講師の方は簡単ですよねって言ってたんですが。。。。
いや、種類多いし、その後求められる動作も微妙に違うから難しいわ!
ただ、覚えないといけないことなので必死に覚えました。
ライセンス講習が終わると富士スピードウェイの体験走行を行います。
上記した通り、体験走行は先導車の後ろを一列になってついていくものなので車をかっ飛ばすことはできません。
どうせかっ飛ばすことができないのであれば、ライセンス講習で習ったフラグが出される位置の確認やコースを覚えることをオススメします
ちなみにライセンスを取得するのに体験走行は必須ではないですが、通常は2000円払わないとできないものなので特に理由がなければ体験走行に参加してみることをお勧めします。
走行枠は何種類かありました
さて、無事ライセンスを取得するといよいよスポーツ走行となります。
富士スピードウェイには大きく分けて体験走行とスポーツ走行があると申しましたが、スポーツ走行枠の中も何種類ありました。
S-4枠:ラップタイムが概ね2分10秒より早いペースで走行する車を対象
NS-4枠:ラップタイムが概ね2分00秒より遅いペースで走行する車を対象
T-4枠:ラップタイムが概ね2分20秒より遅いペースで走行する車を対象
分類はこのようになっております。
初めてのサーキット、初めての富士スピードウェイなので当然どの枠がいいかわからないのですが、だーやまに聞いてみたところ
とりあえずNS-4でいいっしょ!
お前のその乗り、怖いんだよ笑
なんて思いつつ、NS-4枠は2分より速く走ってはいけないだけで、ラップタイムの下限値は設けられていないのでNS-4枠で走行してみることにしました。
紹介制度を使用すると走行料金が浮きます
走行する枠を決めたらいよいよ走行券の購入となります。
富士スピードウェイの場合走行券を購入できるのは走行時間の1時間半前からです。
ちなみに走行券の予約はできません。
当日早い者勝ちとなりますので車ではるばる富士スピードウェイまで来たとしても、当日走行券が売り切れていた場合は残念ながら走れないということになります。
ただし、私が行った時は三連休の初日で混みそうなタイミングだったのにもかかわらず
昼過ぎの走行ぐ枠でも大体15台ぐらいしか走っていませんでした。
そのため、走行枠が売り切れになることはあまり心配しなくても大丈夫かと思います。
ちなみにNS-4の場合、30分の走行で8000円かかるのですが
今回私は初心者紹キャンペーンに申し込みました。
これはすでにライセンスを持っている人と一緒にライセンス講習を申し込んだ場合、以下の特典をどれか一つ選べるというものです。
■特典内容
取得ライセンス内容 | 特典内容 | 枚数 |
レーシングコース (2輪・4輪) | ①レーシングコース スポーツ走行券30分 (4輪 OR 2輪) | 2枚 |
レーシングコース (2輪・4輪) | ②B棟ガレージ無料券 | 2枚 |
ショートコース (2輪・4輪) | ③ショートコース スポーツ走行券25分 (4輪 OR 2輪) | 2枚 |
レーシングカート | ④レーシングカート スポーツ走行券30分 | 2枚 |
だーやまはすでにライセンスを取得していた為、だーやまに紹介してもらう形で上記の特典を得る条件を満たしました。
なお、今回取得したライセンスは富士スピードウェイをメインコース「レーシングコース」を走るライセンスを取得したため
迷わず①番のスポーツ走行券30分を選択。
こちらを選択すれば冒頭で紹介した「走行料金約1万」は走行枠の金額にもよりますが、必要なくなります。
ちなみに、2枚もらったので2枚とも自分で使ってやろうと思ったのですが
逆恨みされて走行中に鬼煽りされるのが怖かったので
一枚はだーやまに献上しました笑
リスクを少なくすることは何においても大切なことですよね!
紹介キャンペンを使う際は、紹介してもらう方にも気を使いましょう笑
※紹介キャンペーンの詳細についてはコチラ
教習所で免許を取得した時の緊張感再来
皆さん、車を初めて運転した時はめちゃめちゃ緊張しませんでしたか?
私はかなり運転にビビっていたタイプであり、教習所の人からも
お前ビビりすぎだろw
と鼻で笑われたのを今での忘れていません。
運転に慣れると緊張することなんてなくなるのですが
今回のサーキットデビューに関しては久しぶりに緊張しました笑
なんだか初心に戻れた気がして不思議な気分を味わっていたらシグナルが青になり、スタート。
私は恐る恐るアクセルを踏み始めましたが、周りの車は早い事。
またまだタイヤが温まっていないはずなのにみんな結構ハイペースなのですよ笑
正直戸惑いを隠せなかったんですが、もうアクセル踏むしかないので150馬力の320i を全力で加速させていきました。
ただ走ることは本当に難しい
正直、自分の車は馬力が無いからタイムは出ないけど馬力が無い分、ライン取りとかブレーキングは簡単だろ。
なんて思ってたのですが、現実はそう上手く行きませんで笑
以下が走行中に思ったことです。
■ブレーキってどうやってするの?
ます初めに、富士スピードウェイは全長1.4kmのストレートがあるのですが
ここをべた踏みすると私の非力な320iですら190km/hぐらいまで加速します。
ここでまず思ったことは
あれ?
この速度からのブレーキってどうやって踏めばいいんだ??
もちろんブレーキを踏めば車は減速するのですが、ブレーキを酷使するとブレーキフルード内に気泡ができ、べーパーロックしてしまうのではという不安がよぎったのと
なにより、この速度でフルブレーキを踏んだことが無かった為、車の挙動が読めずスピンするのではなかという不安に襲われました。
そんな精神状況でフルブレーキなどできるわけもなく、私はかなり手前からブレーキを踏んで事故のリスクを最小限に抑えていました。
■追ってくる車に抜かれる方法がわからない
今回の走行枠にはBMW M3やM4、R34GT-Rやマクラーレン等、馬力モンスターが勢ぞろいでした。
そのため、私の150馬力の320iなどすぐ追いつかれてしまうのですが、追い抜かれるのってすごく難しいんですよ。
ライセンス講習では追い抜かれるときは右端を走ると習ったのですが、右端ばかり走っているとレコードラインの上を通過することがしばしばあります。
そこを通っている時に後ろから速い車が来るとすごいプレッシャーを感じ、あたふたしちゃうんですよね笑
また、右端をずっと走るっていうのも難しいんです。
というのもサーキットなので流すとしてもある程度の速度が出ていないと返って危険です。
しかし、ある程度の速度が出た状態でずーと右側を走っていると、コーナーによってはかなりタイトなRになる為
車がアンダーステアを起こして膨らむんですよね
もちろん最大の原因は私が下手糞だからなのですが、実際にやってみるとわかります。
常に右端を走るのは至難の業なんですよ??
ちなみに初めてサーキットを走行する場合は譲ることを意識しすぎて相手が予想できないようなライン取りを行うとかえって危険かもしれないので
譲ることを意識するよりレコードライン上を走行することを意識したほうがいいかもしれません。
後ろの速い人は勝手に抜かしていきます笑
神様、仏様、電子制御様、どうかご加護を
速度制限がないサーキットで味わう車の挙動は公道とは一味違いました。
正直公道を走っていて神頼みすることなんてあまりないですよね?
強いて言うのであれば雨や雪の日にスリップしそうになった時や
まあ。。。走り屋の方なら神様にお祈りをささげながらコーナーを攻めるのかもしれません。
しかし、サーキットは公道とスピードレンジが違うため、コーナー中アンダーステアやオーバーステアが発生することなど日常茶飯事みたいな感じで、
コーナーを曲がる際、毎回
曲がれ、曲がってくれ!
俺の320i!!
と、某漫画の主人公のセリフを脳内再生しながらコーナーを攻めていました笑
しかし、現実はいくら祈りをささげても車は曲がるようになりませんが、頼れる相棒はほかにいました。
そう、電子制御です。
BMWのDTCは優秀と聞いていたのですが、今回サーキットを走ってみて改めてそのすごさがわかりました。
というのも公道では後輪が空転した際の挙動は確認できていたのですが、車が限界を迎え、スピンしそうな時の挙動は確認できていませんでした。
今回富士スピードウェイを走行していた際、2回ほどスピンしそうになった場面があったのですが
どちらも私が「ヤバい」と思ったときにはすでに電子制御が働いており、4輪のブレーキ圧を別々に操作することで人間業ではできないようなスピン回避を行ってくれました。
正直今まで電子制御に頼る走りはダサいなっと思っていて
ランエボよりインプレッサのほうが好きな理由の一つに、ランエボは電子制御の塊でそれに頼りながら走るのは本当に上手いと言えるのか??
なんて思ってたんですが。。。
いや、頼れるものがあるなら頼ろう!
考え方がこう変わりました笑
なお、電子制御については2回目のサーキット走行で意見が180度変わりました。こちらの記事の終盤にリンクがあるので是非読んでみてください。
サーキット走行にもっていって役立った物
今回初めてのサーキット走行を行ったのですが、走行するに当たって持っていてよかったと思ったものを紹介します。
■エアゲージ
エアゲージに関してはだーやまから事前に持って来いと言われていたのでもって来ました。
というのも先ほど載せた画像のように、サーキット走行は通常の走行より負荷が大きく、タイヤがかなりの熱を持つため、中の空気がいつも以上に膨張します。
タイヤの性能を最大限活かすためには中の空気が熱膨張した状態で空気圧が適正気圧になっていることが大事です。
そのため私はエアゲージを使い、指定気圧2.0 barのタイヤを1.6 barぐらいまで落とし、熱を持った時2.0 barになるように調整しました。
安全性を高めるためにも必ず持っていくことをオススメします。
■アクションカメラ
せっかくサーキットを走るのであれば記録に残したいですよね?
特にSNSなどが好きな人は動画を撮っておくことはMUSTだと思います。
また、SNSに投稿しなくても、あとで動画を見て、自分のシフトワークや癖なども確認するために動画を撮っておくことは良いことでしょう。
アクションカメラで圧倒的に人気なのはGOPROだと思いますが少し高いですよね?
私も高いなーと思いGOPROに手は出せなかったのですが、アマゾンで見つけたアクションカメラがいい感じだったため購入してみました。
このブログで使用している走行中の様子はすべてこのカメラで撮影したものです。
やっぱり記録を残せると後で見返すことができるので
もっていないのであれば用意することをオススメします。
まとめ
ということで今回私が富士スピードウェイでサーキットデビューした時の内容を記事にしてみました。
いやー、正直サーキット走行がここまで楽しく、難しくもある物であるとは思ってもいませんでした。
ちなみに私のベストタイムなのですが、撮影した動画を元に検証したところ。。。
2分33秒
めちゃくちゃ遅かったです笑
しかも動画を見て気づいたのですが、今回の走行で1周すべて全開で走ったことがありませんでした。
2分33秒を記録した時も最終コーナーを曲がってロングストレートに入った途端
クーリング走行を始めてます笑
自分の動画を見ていてここまでイライラしたのは初めてでした笑
まあ、最後のストレートをトロトロ走って2分33秒なので本当はもう少し速いかと思います。
とにかく、サーキット走行を始めたからにはうまくなりたいと思っているのでこれからも定期的に通ってレベルアップしていきたいと思っています。
それではまた!
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